ノマドランド(2020年の映画)の感想

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アカデミー賞で3部門受賞した名作映画「ノマドランド」

タイトル ノマドランド
原題 Nomadland
製作年/製作国 2020年/アメリカ
劇場公開日(日本) 2021年3月26日
配給 ディズニー
監督 クロエ・ジャオ
キャスト
(出演者)
フランシス・マクドーマンド、デヴィッド・ストラザーン、ピーター・スピアーズ、リンダ・メイ、シャーリーン・スワンキー、ボブ・ウェルズ
収録時間 108分
動画配信サービス ユーネクスト

レンタル TSUTAYAディスカスDMM.com
DVD、Blu-rayの購入 Amazon.co.jp楽天ブックス
おすすめ度 星4つ

映画のポイント

アメリカでノマド生活を送る人々のリアルな様子を描いた、2020年のロードムービー。

”ホームレスではなく、ハウスレス”

このように話す主人公が、同じ境遇の人達と少しずつ交流を深めていく姿が、情緒豊かに描かれています。

アメリカのアカデミー賞では6部門でノミネートされ、作品賞、監督賞、主演女優賞の3部門を受賞しました。

その他、数多くの映画賞でも高く評価されている話題の名作映画です。

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映画「ノマドランド」の冒頭のあらすじ

アメリカの大手証券会社が破綻し、甚大な経済危機に見舞われた2008年。

その影響はアメリカの働き盛りの世代だけでなく、中高年や既にリタイアした高齢世代にも大きな痛手を残していた。

多くの高齢者や中高年世代の人々が家を手放すことになり、彼らは自家用車で寝泊まりすることに。そして働ける場所を求めて、アメリカの各地を転々とする人々が増えていった。

ネバダ州のエンパイアに住むファーン(フランシス・マクドーマンド)は、学校で臨時教員として働いていた。

しかし、2011年に大きな工場が閉鎖し、街の経済が一気に廃れてしまう。やがて街の郵便番号すら廃止され、居住する人はほとんどいなくなってしまった。

途方に暮れたファーンは、亡き夫と暮らしていた家を手放すことにする。

そして自家用車に日用品や食料などを積み込み、仕事を求めて全米を放浪する旅へ出た。

ファーンは自分と同じようにノマド生活を営む人々と、少しずつ交流を深めていく。

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人々のリアルに迫った映画「ノマドランド」の感想

ノマド(nomad)とは、英語で「遊牧民」や「放浪者」を意味する言葉です。

日本では「ノマドワーカー」という言葉もあり、これはノートパソコンやタブレット端末を用いて、働く場所を特定せずに、カフェやコワーキングスペースなどで仕事をする働き方を意味しています。

今回鑑賞した映画「ノマドランド」でスポットライトを当てられていたのは、2008年のリーマンショックの影響で住む家を無くした人々でした。

自宅を手放し、自家用車で生活をしながら、仕事を求めて全米を転々と放浪していく。

このようなノマド生活を送る人々の姿がとてもリアルに描かれており、まるでドキュメンタリー番組を見ているかのようでしたね。

SFやアクション系のハリウッド映画と比較すると、全く正反対のジャンルです。

有名な役者さんはほとんど出ていませんし、実際にノマド生活を送っている人々も出演されていたそうです。

実際に鑑賞してみると不思議と心に染みるものがあり、見終わった後はじんわりとやさしい気持ちが込み上げてきました。

ノマドとして生きている人は、ノマドならではの人々との心の繋がりがあります。

ある意味、自分自身を解放していて、自由に生きているという印象です。ハウスレスで自由に生きることは、決して寂しいことではないのだと思いました。

このノマドランドは、各映画サイトでも比較的高く評価されています。

各映画サイトにおけるノマドランドの評価

Yahoo!映画:3.85 / 5(評価 1,286件)

映画.com:3.7 / 5(全376件)

IMDb:7.4 / 10(102,310件)

滅多に出会うことができない貴重な映画ですので、この機会に是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。(記事執筆日:2021年6月13日)

ユーネクストの公式サイトはこちら



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