52ヘルツのクジラたち(2024年の映画)の感想や見どころ

タイトル	52ヘルツのクジラたち
製作年／製作国	2024年／日本
劇場公開日（日本）	2024年3月1日
配給	ギャガ
監督	成島出
原作	町田そのこ
キャスト （出演者）	杉咲花、志尊淳、小野花梨、宮沢氷魚、桑名桃李、西野七瀬、金子大地、真飛聖、池谷のぶえ、余貴美子、倍賞美津子
収録時間	135分
動画配信サービス	ユーネクスト
DVD、Blu-rayの購入	Amazon.co.jp、 楽天ブックス
おすすめ度

＜映画の見どころ＞

2021年の本屋大賞を受賞した町田そのこさんのベストセラー小説「52ヘルツのクジラたち」を、「ちょっと今から仕事やめてくる」や「八日目の蝉」などの作品で知られる成島出監督が実写化した2024年製作・公開のヒューマンドラマ。

東京から海辺の田舎町へと引っ越した若い女性を主人公に、大きな悩みを抱えて生きる人々の人間ドラマが、静かさと温かさに包まれたタッチで綴られています。

主演は杉咲花さんで、痛みを抱えながら生きる貴瑚（きこ）を熱演。志尊淳さんや宮沢氷魚さん、小野花梨さんなど、注目の俳優さんも多数出演しています。

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東京から、祖母が昔住んでいた大分県の海辺の田舎町に引っ越してきた貴瑚（杉咲花）。

東京で心に大きな傷を負った彼女は、一人で静かに暮らしている。

町内では、”東京で風俗嬢をしており、事情があってこの町に来た”とウソの噂を流されており、ちょっと浮いた存在になっていた。

そんなある日、貴瑚は海岸で一人の子供と出会う。

その子は言葉を発することができず、暗い表情を浮かべていた。

また身体には多数のあざがあり、虐待を受けていることが連想される。

自分の名前もわからず、貴瑚は「なんて呼べばいい？」と訊ねると、その子は紙に書かれた”52”という数字を指差す。

貴瑚は町民の若者に事情を話し、この子の母親を探し出すことに成功。

その母親は”自分には子供なんていない”と言い放ち、知らん顔。

この母親と一緒に生活したらこの子が死んでしまうと思った貴瑚は、保護することを決意した。

話は過去に遡る。

貴瑚の母親は、結婚できない相手と恋に落ち、貴瑚を授かった。

やがて母は別の男性と結婚し、2人の間には子供ができる。

貴瑚は母親と義理の父親から疎まれる存在となり、虐待を受けるようになった。

その後貴瑚が大きくなると、義理の父親は病気になり、寝たきりの状態に。

母親は働きに出て、貴瑚はずっと義理の父親の介護に携わっていた。

ある日、貴瑚はご飯を食べさせていた時に父親が急にむせてしまい、深刻な状態に陥ってしまう。

病院で誤嚥性肺炎だと診断され、駆け付けた母親は、”あなたのせいよ！あなたが死ねばいいのに”と言って貴瑚の首を絞めてしまい・・・。

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同名ベストセラー小説が原作の作品なのですが、そのストーリーや登場人物を全く知らない状態で鑑賞してみたところ・・・！

予想外のストーリーが待ち受けている、涙なしでは見られないぐらいの感動のヒューマンドラマでした。

杉咲花さん演じる主人公の貴瑚（きこ）は、東京で心に大きな傷を負い、海辺の田舎町に引っ越してきた場面から物語がスタートします。

そこで虐待を受けている小さな子供と出会い、貴瑚自身の過去が描かれているのですが・・・。

家族関係や社会的な風潮を理由に生きづらさを抱えている人々の人間ドラマが、本当にあたたかみのあるタッチで描かれていたと思います。

また志尊淳さんが演じた岡田安吾のキャラクターも、意外性がありました。

貴瑚を助けることで親しくなった２人ですが、まさかこんな展開になっていくとは・・・。

今まで出会ったことがないストーリー展開でしたね。

ちなみに各映画サイトの平均評価は、下記のようになっています。

〜各映画サイトの平均評価〜

Yahoo!映画：3.9 / 5（937件）

映画.com：3.8 / 5（272件）

成島出監督ならではの感動のヒューマンドラマであり、考えさせられる部分も多々ありますが、見て良かったと思える作品です。

原作を読んでいないという方へ、特におすすめしたいです。

今回の映画「52ヘルツのクジラたち」は、動画配信サービスのユーネクストで鑑賞しました。（記事執筆日：2024年9月15日）

⇒ ユーネクストの公式サイトはこちら

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