第46回アカデミー賞(2023年)で8部門を受賞した話題の映画「ある男」
タイトル | ある男 |
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製作年/製作国 | 2022年/日本 |
劇場公開日(日本) | 2022年11月18日 |
配給 | 松竹 |
監督 | 石川慶 |
原作 | 平野啓一郎 |
キャスト (出演者) |
妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、きたろう、河合優実、でんでん、仲野太賀、真木よう子、柄本明 |
収録時間 | 121分 |
動画配信サービス | |
DVD、Blu-rayの購入 | Amazon.co.jp、 楽天ブックス |
おすすめ度 |
<映画のポイント>
芥川賞作家である平野啓一郎の同名ベストセラーを、妻夫木聡を主演に迎えて製作した2022年公開のヒューマンミステリー映画。
仕事中に事故死した夫は、一体何者だったのか。夫の名前が偽名だったことから、驚きの過去が少しずつ紐解かれていきます。
2023年3月に行われた第46回アカデミー賞では、作品賞や主演男優賞、監督賞など8部門で最優秀賞を受賞。安藤サクラや窪田正孝、仲野太賀など、人気俳優が集結しています。
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映画「ある男」の冒頭のあらすじ
武本里枝(安藤サクラ)は離婚をし、息子を連れて実家の文房具店に戻ってきた。
ある日、お店の手伝いをしていたところ、見慣れない男が来店。スケッチブックを購入していった。
男の名前は、谷口大祐(窪田正孝)。
その後も時々お店を訪れた大祐は、自然に里枝と顔見知りになっていく。
そして自分が描いた絵を里枝に見せた大祐は「もしよかったら、友達になってもらえませんか?」と尋ねた。
林業の会社で働く大祐は自分の名刺を渡し、里枝は自分の名前を書いたメモ書きを大祐に手渡す。
そして里枝は、”何も買わなくていいから、時々絵を見せに来て欲しい”と大祐に伝えた。
次第に仲が良くなった2人は、うなぎ屋を訪れていた。
そこで大祐は、里枝にはもう1人の息子がいたが、過去に病気で亡くしてしまったこと。また離婚の原因が、その息子の治療をめぐって夫と対立したことなど、里枝のこれまでのことに耳を傾けている。
やがて結婚した2人の間には、女の子が生まれていた。里枝の息子である悠人は中学生になり、父親となった大祐のことを心から慕っている。
ある日、悠人は学校をさぼり、大祐と共に職場までやってきた。
大祐は先輩から作業する場所を指定され、そこでいつものように木を倒していたところ、予想外の事故が発生。大祐はあえなく亡くなってしまう。
それから1年後。
一周忌の法要に、大祐の実の兄・恭一(眞島秀和)がやってきた。
恭一は仏壇にあった大祐の写真を見て、「これは大祐じゃない」という衝撃の発言をするのだが・・・。
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愛した夫はなぜ、偽名で生きていたのか。じわじわと真実が明らかになるミステリー映画
第46回アカデミー賞で作品賞を含む8部門を受賞した作品であり、ユーネクストでの配信がスタートしてからすぐに鑑賞してみたところ・・・
人間の偏見や差別、そして生き方について考えさせられる、とても重厚な作品でした。
映画は一組の男女の出会いからスタートし、まさかの事故で夫が他界。
その後、法要に訪れた兄が「弟じゃない」と告白したことから、大きな謎と共に物語が幕を開ける感じでした。
本物の大祐は、一体どこに行ってしまったのか。果たして生きているのか。
そして亡くなった夫は一体誰で、なぜ偽名を使って生きていたのか。
その大きな疑問が、一人の弁護士の登場によって少しずつ紐解かれていきます。
ちなみに各映画サイトの平均評価は、こちらのようになっていました。
〜映画「ある男」の各大手映画サイトの平均評価〜
Yahoo!映画:3.7 / 5(1,058件)
映画.com:3.7 / 5(362件)
コメントでは賛否両論の声があるものの、高く評価している人も少なくないようです。
また日本アカデミー賞での受賞内容は、下記の通りです。
〜第46回 日本アカデミー賞(2023年)の結果〜
〇8部門を受賞
最優秀作品賞
最優秀監督賞:石川慶
最優秀脚本賞:向井康介
最優秀主演男優賞:妻夫木聡
最優秀助演男優賞:窪田正孝
最優秀助演女優賞:安藤サクラ
最優秀録音賞:小川武
最優秀編集賞:石川慶
その他、最優秀助演女優賞(清野菜名)など5部門でもノミネートされています。
安藤サクラさんはブラッシュアップライフの時のキャラクターと異なり、静かでやさしい女性の役で、見ていて新鮮な感じでした。
日本映画ならではの良さや趣を感じられる映画ですので、この機会にぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。
今回の映画「ある男」は動画配信サービスのユーネクストで鑑賞しました。(記事執筆日:2023年5月3日)
⇒ ユーネクストの公式サイトはこちら
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