実話を描いた2022年公開の話題作「SHE SAID シー・セッド その名を暴け」
タイトル | SHE SAID シー・セッド その名を暴け |
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原題 | She Said |
製作年/製作国 | 2022年/アメリカ |
劇場公開日(日本) | 2023年1月13日 |
配給 | 東宝東和 |
監督 | マリア・シュラーダー |
キャスト (出演者) |
キャリー・マリガン、ゾーイ・カザン、パトリシア・クラークソン、アンドレ・ブラウアー、ジェニファー・イーリー、アシュレイ・ジャッド、サマンサ・モートン、マイク・ヒューストン |
収録時間 | 129分 |
動画配信サービス | |
DVD、Blu-rayの購入 | Amazon.co.jp、 楽天ブックス |
おすすめ度 |
<映画のポイント>
ハリウッドの絶対的な権力者として知られた大物映画プロデューザーのスキャンダルを、「プロミシング・ヤング・ウーマン」や「華麗なるギャツビー」などの代表作で知られるキャリー・マリガンと、ロサンゼルス出身の女優ゾーイ・カザンを主演に迎えて製作された2022年製作・公開の話題作。
数十年に渡って繰り返された権力者のセクハラや性暴力の問題を、ニューヨークタイムズの記者達は止められるのか。
実話を元にして作られた映画であり、2人の女性記者の決死の戦いがドキュメンタリータッチで描かれています。
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映画「SHE SAID シー・セッド その名を暴け」の冒頭のあらすじ
2017年のニューヨーク。
誰もが知る大手新聞社「ニューヨークタイムズ」に勤務する記者のジョディ・カンター(ゾーイ・カザン)は、女優として活躍していたローズ・マッゴーワンが、ある著名な男性から性的暴行を受けたという情報を入手する。
加害者とされるのは、ハリウッドで絶対的な権力を握る映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン。
ジョディは彼について調べ始めるに連れ、グウィネス・パルトローやアシュレイ・ジャッドなど、数多くの女優が被害に遭っていることを把握していった。
しかもワインスタインの悪行は、数十年に渡って繰り返し行われているという。
ジョディは被害者の一人であるローズに取材をするが、ローズはこの件について深く語ろうとしない。しかし、いつの日かこの考えを改めるようになり、ローズは電話でジョディに自らの体験を語る。
これを皮切りにして、ジョディは何人かの女優から証言を得ることに成功。
しかしながら、多くの女性はワインスタインからの報復や復讐を恐れて、事の詳細を語ろうとはしなかった。
調査に行き詰まったジョディは、産休から復帰したミーガン・トゥーイー(キャリー・マリガン)をチームに引き入れ、徹底的に取材することを決意する。
この動きはワインスタイン側にも知られてしまい、2人は少しずつ身の危険を感じるようになるのだが・・・。
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問題の根深さを考えさせられる話題作「SHE SAID」を見た感想
日本のニュース番組でも何度か取り上げられており、ユーネクストで新作一覧で発見して「あの事件のことだ!」と気付いて早速鑑賞してみたところ・・・。
権力者のセクハラや性暴力の問題を静かなタッチで痛烈に描いた、とても見応えのある映画でした。
作風はドキュメンタリータッチで、アクションやドラマ映画でよく見られる演劇の要素は控えめです。
その反面、現実味のある描写で淡々と事件の真相が綴られており、視聴者の心にジワジワと響くものがありました。
一体なぜ、このようなセクハラが何十年にも渡って繰り返されてきたのか。
そこには、どのような業界にも蔓延る「権力者のワンマン体制」が大きく影響しています。
この問題は氷山の一角であり、今この記事を書いているこの瞬間も、同じような問題が起きているのではないかと考えさせられる作品でした。
劇中では様々な被害者が登場するのですが、その一人の「協力はできない。でも、成功を願っている」という台詞が、とても印象的でした。
後半はジワジワと迫ってくる感覚があり、どんどん惹きこまれていきます。
緊張感も少しずつ高まっていく中で、どんなラストを迎えるのか。これも大きな見どころでした。
ちなみに各大手映画サイトにおける「SHE SAID シー・セッド その名を暴け」の平均評価は、下記のようになっています。
〜各映画サイトの平均評価〜
Yahoo!映画:3.9 / 5(247件)
映画.com:3.9 / 5(151件)
IMDb:7.2 / 10(25,456件)
今回の映画「SHE SAID シー・セッド その名を暴け」は、動画配信サービスのユーネクストで鑑賞しました。(記事執筆日:2023年4月17日)
⇒ ユーネクストの公式サイトはこちら
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