田舎町のダンサー達が起こした感動の物語「フラガール」
タイトル | フラガール |
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製作年/製作国 | 2006年/日本 |
監督 | 李相日(リ・サンイル) |
出演 | 松雪泰子、蒼井優、豊川悦司、山崎静代、池津祥子、徳永えり、三宅弘城、寺島進、志賀勝、高橋克実、岸部一徳、大河内浩、富司純子 |
収録時間 | 120分 |
映画賞 | <2007年第30回日本アカデミー賞> 作品賞、監督賞、脚本賞、助演女優賞:蒼井優、話題賞、編集賞 |
レンタル | TSUTAYAディスカス、 DMM.com |
DVD、Blu-rayの購入 | Amazon.co.jp、 楽天ブックス |
おすすめ度 |
<映画のポイント>
東北のレジャースポットとして、今現在も全国からたくさんの人達が訪れる「スパリゾートハワイアンズ」。
この観光スポットを舞台にして、今では欠かせない存在となった「フラダンサー」達の誕生の軌跡を描いた感動ドラマです。
実話に基づいた映画であり、フランダンサーのリーダー役として、蒼井優さんが素晴らしいフラダンスを披露しています。
<冒頭のあらすじ>
昭和40年の福島県いわき市。町の掲示板で「求む、ハワイアンダンサー」の張り紙を発見した早苗(徳永えり)は、一緒に応募しようとすぐに紀美子(蒼井優)を誘った。
紀美子の住む場所は炭鉱の町であり、男達は数世代前からずっと炭鉱夫として働いている。しかし、当時は石炭から石油へとエネルギー改革が進んでおり、鉱山は閉鎖が少しずつ進んでいた。
そんな中、たくさんの従業員を抱える常磐炭鉱は、2000人のリストラを発表。その代わりとなる新しい事業として「常磐ハワイアンセンター」という観光施設を立てることが決定された。
ハワイアンセンターでの雇用予定人数は500人。たくさんの男達が職を失うことになるので、新しい観光施設の建設に反対する町民は大多数だった。
一方、紀美子と早苗は、ハワイアンダンサー募集の説明会に参加する。そこには20名弱ぐらいの女性が集まったが、ハワイアンダンスのビデオを見た途端、「オラのハダガは人に見せるためのものではねぇ!」と言ってほとんどの女性が説明会場を去ってしまった。
そして結局残ったのは、紀美子や早苗、小百合(山崎静代)らたったの4人だけだった。
時を同じくして、ハワイアンセンターの吉本部長(岸部一徳)は、フラダンスを教える先生として東京から平山まどか先生(松雪泰子)を招いていた。
まどか先生はいわき市に来る道中で酒を飲み、着いた頃はもうどろ酔い状態。このため翌日からレッスンをスタートさえるも、平山先生は田舎のド素人の娘達に踊りを教える意欲が全く無かった。
しかし、紀美子ら4人は、ある時ダンススタジオで本気でフラダンスに取り組んでいる平山先生の姿を目にする。あまりにも素晴らしい踊りに感動した4人は、「先生のようなダンサーになりたい!」と想いを伝えるのだった・・・。
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<「フラガール」を見た感想>
実話を基にした映画なのですが、大きな感動を与えてくれる本当に素晴らしい作品でした。始めはボロボロだったフラダンスチームが、様々な障害を乗り越えて、最後には実に見事なフラダンスを魅せてくれます。
特に、チームリーダーを務めていた紀美子こと蒼井優さんのフラダンスは本当に素晴らしく、見ていて鳥肌が立ってしまいましたね。
今現在もスパリゾートハワイアンズではフラダンスのショーが行われていますが、蒼井優さんにも定期的に参加して欲しいぐらいです。
どん底の状態から始まり、親子の対立、友人との別れ、町人達からの反対など、実に色々な困難がありました。しかし、それを乗り越えて最後に辿り付いたステージだからこそ、町の全ての人々に認められるようなものが完成したのだと思います。
何度も言いますが、最後のフラダンスショーは本当に素敵です。思い出したら、また見たくなってしまいました。
なお、この年の日本アカデミー賞では、蒼井優さんが最優秀助演女優賞を獲得し、監督賞や作品賞、脚本賞などの主要部門も独占しています。日本を代表する感動作品だと行っても過言ではないでしょう。
実に素晴らしい映画ですので、まだご覧になっていない方へ是非おすすめしたいです。そして、舞台となったスパリゾートハワイアンズでの生のフランダンスショーも、是非見て欲しいですね。
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