冤罪の社会的な恐ろしさを描いた秀作「偽りなき者」
タイトル | 偽りなき者 |
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原題 | JAGTEN/THE HUNT |
製作年/製作国 | 2012年/デンマーク |
監督 | トマス・ヴィンターベア |
出演 | マッツ・ミケルセン、アニカ・ヴィタコプ、ラセ・フォーゲルストラム、スーセ・ウォルド、ラース・ランゼ |
収録時間 | 115分 |
指定 | R-15 |
レンタル | TSUTAYAディスカス、 DMM.com |
DVD、Blu-rayの購入 | Amazon.co.jp、 楽天ブックス |
映画賞 | 2012年 カンヌ国際映画祭 主演男優賞:マッツ・ミケルセン |
おすすめ度 |
<映画のポイント>
小さな少女の悪気の無い嘘によって、変質者のレッテルを貼られてしまったルーカス。冤罪と孤独に戦う男の姿、そして人間が持つ偏見の恐ろしさを描いた秀作。
<冒頭のあらすじ>
幼稚園の教師として、園児のよく遊び相手になっていたルーカス(マッツ・ミケルセン)。彼には離婚歴があったが、1人の息子との信頼関係は強く、周囲の人たちとも良好な関係を築いていた。
穏やかで平穏に働いていたルーカスだが、親友テオの娘であり、園児の1人であるクララが発した言葉をきっかけにして状況が激変。変質者のレッテルを貼られてしまう。
悪い噂は町中に広まり、親友のテオにまで疑われてしまう。幼稚園側は警察に捜査を依頼し、事態は益々申告な状況に陥ってしまった。
そんななか、事態の噂を聞きつけた1人息子のマルクスが、ルーカスのもとを訪れる・・・。
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<「偽りなき者」を視聴した感想>
小さい子供のちょっとした嘘によって、どうしてここまで大きな事態に発展してしまったのか。
人間が持つ偏見の目の恐ろしさを、まざまざと見せつけられ、そして考えさせられた作品でした。
1人が偏見を持つと、その偏見は周囲にどんどん伝染していきます。しかも、幼児にいたずらを働くいうデリケートな問題だけに、勝手な大人の正義感が働いてしまって、どんどん主人公を追い詰めてしまう・・・。
状況が深刻化していくにつれて、見ていて本当にいたたまれなかったです。
無実の罪による被害者を出さないためにも、真実を見誤らずに追究することが大切だと思いました。
内容はかなり重いものですが、作品としては最後まで見逃せない素晴らしい内容になっています。社会に起こりえる問題に対しての免疫を作るためにも、ぜひご覧頂ければ幸いです。
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