青年医師の成長や夫婦愛を描いた人間ドラマ「神様のカルテ」
タイトル | 神様のカルテ |
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製作年/製作国 | 2011年/日本 |
監督 | 深川栄洋 |
原作 | 夏川草介 |
出演 | 櫻井翔、宮崎あおい、要潤、吉瀬美智子、岡田義徳、原田泰造、西岡徳馬、池脇千鶴、加賀まりこ |
収録時間 | 128分 |
レンタル | TSUTAYAディスカス、 DMM.com |
DVD、Blu-rayの購入 | Amazon.co.jp、 楽天ブックス |
おすすめ度 |
<映画のポイント>
現役医師・夏川草介のベストセラーを映画化。厳しい現実がある地方医療の社会問題を背景にして、一人の純粋な青年医師の成長や、それを支える妻の想いと、心温まるタッチで描いた映画。宮崎あおいと嵐の櫻井翔が初共演した作品です。
<冒頭のあらすじ>
内科医の栗原一止(櫻井翔)は、緑豊かな長野県甲府市の「本庄病院」に勤めていた。地域にとっては無くてはならない医療施設であり、24時間365日対応で患者を受け入れていたこの病院は、医師を始めとした医療従事者が不足しながらも、懸命に患者のケアを行っている。
一止は勤務5年目の青年医師。働き詰めで睡眠時間が取れなかったり、専門外の診察や治療を行うことも日常茶飯事だった。
それでも一止は、同期の主任看護師の東西直美(池脇千鶴)、新人看護師の水無陽子(朝倉あき)、クールな先輩外科医の砂山次郎(要潤)、救急外来看護師長の外村静枝(吉瀬美智子)らと一緒に、日々前向きに医療の現場と向き合っていた。
一止が最も心温まる時は、最愛の妻である榛名(宮崎あおい)と一緒に過ごす時間だった。同じアパートには大学生の学士(岡田義徳)や、大家であり、ちょっと変わった画家でもある男爵(原田泰造)が住んでおり、みんな仲良く暮らしていた。
そんな時、一止は母校の医局を通じて「大学病院に勤めないか?」と誘われた。これは、若くして確かな知識と技術を持つ一止の将来を見込んでのことだった。
一止にはたくさんの患者さんがおり、現状では本庄病院を離れることが出来ない。先輩外科医の砂山はまたとないチャンスであることを一止に告げる。
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<「神様のカルテ」を見た感想>
地域医療の過酷な現場を背景にし、医療の本当の在り方、医師や看護師としての医療従事者の目指すべきところを考えさせる、素晴らしい映画だったと思います。
物語は本当にゆったりとした描写であり、しみじみと視聴者に訴える内容になっています。このため、もしはっきりとしたストーリー展開を期待していた場合は、ちょっと物足りなく感じる場合もあると思います。
登場する医療従事者の心情や、主人公の一止が葛藤するシーンなどは、見ていて心に響くものがありましたね。
原作は現役医師である夏川草介のデビュー作であり、本屋大賞で第2位になったベストセラー小説です。現役医師の方が書いた原作だけあり、描写がとてもリアルだったと思います。
医療について少しでも関心がある方でしたら、見る価値がある映画だと思います。
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