孤独な大学教授と移民の青年との交流「扉をたたく人」
タイトル | 扉をたたく人 |
---|---|
原題 | THE VISITOR |
製作年/製作国 | 2007年/アメリカ |
監督 | トム・マッカーシー |
出演 | リチャード・ジェンキンス、ヒアム・アッバス、ハーズ・スレイマン、ダナイ・グリラ、マリアン・セルデス |
収録時間 | 104分 |
レンタル | TSUTAYAディスカス、 DMM.com |
DVD、Blu-rayの購入 | Amazon.co.jp、 楽天ブックス |
おすすめ度 |
<映画のポイント>
妻を亡くした初老の大学教授が、ふとしたきっかけで出会った移民の青年との交流を経て、人間らしい自分を取り戻していくヒューマン・ストーリー。
<冒頭のあらすじ>
62歳の大学教授ウォルター・ヴェイル(リチャード・ジェンキンス)は妻を亡くし、孤独な生活を送っていた。ピアノを習うために自宅に先生を呼んで教わったりしていたが、どうも長続きしない。
そんなある日は、ウォルターは学会に出席するためにニューヨークを訪れた。滞在のためにしばらくの間留守にしていたアパートを向かったが、おかしなことに、その部屋には人が住んでいる気配がある。なんとそこには、見ず知らずのカップルがごく普通に暮らしていたのだ。
1人はシリア出身の若い青年タレク(ハーズ・スレイマン)で、もう1人はセネガル出身の女性(ゼイナブ(ダナイ・グリラ)だった。タレクは友人から借りた部屋だと言ったが、どうやら騙されていたことを悟った。
タレクはすぐに出て行くから、警察には言わないで欲しいと懇願する。警察に言われると、何かまずいことがあるかのようだった。この2人に行き先が無いことを悟ったウィルターは、しばらくの間、部屋を貸してあげることにした。
タレクはウォルターの親切心に感謝し、次第に仲良くなっていった。
スポンサードリンク
<「扉をたたく人」を視聴した感想>
とても静かな雰囲気の映画ですが、国境や世代を超えた2人の関係は、見ていてとても心温まるものがありました。物語のキーポイントとしてアフリカの太鼓「ジャンベ」が出てきますが、誰にでも手軽に楽しめる楽器で良いですね。私もちょっとやってみたくなりました。
また、この映画は単なる友情の物語ではなく、アメリカの移民の方々が抱える問題も訴えているのではないかと思いました。私は日本にいるので詳細はわかりませんが、アメリカは9.11のテロ以降に、移民の方々に対する風あたりを強くしたのでしょうか?とても大変な状況なのではないかという印象を受けました。
人に対して親切なことをすると、それが良い友情となって帰ってくることもあるんですね。私も何かあった時に人を助けられる親切な人間になろうと思います。
スポンサードリンク
映画ランキング TOPページに戻る