日本アカデミー賞で6冠を獲得!「舟を編む」
タイトル | 舟を編む |
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製作年/製作国 | 2013年/日本 |
監督 | 石井裕也 |
原作 | 三浦しをん |
出演 | 松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョ-、小林薫、加藤剛、八千草薫、黒木華、渡辺美佐子、池脇千鶴、鶴見辰吾、宇野祥平、又吉直樹、波岡一喜、森岡龍、斎藤嘉樹、麻生久美子、伊佐山ひろ子 |
収録時間 | 133分 |
レンタル | TSUTAYAディスカス、 DMM.com |
DVD、Blu-rayの購入 | Amazon.co.jp、 楽天ブックス |
映画賞 |
<第37回日本アカデミー賞> |
おすすめ度 |
<映画のポイント>
辞書を作り上げる編集部を舞台にして、心温まる人間模様や、超真面目な主人公の恋愛の行く末を、情緒豊かに描いた名作。主演は松田龍平で、ヒロイン役に宮崎あおい、編集部の先輩役をオダギリジョーが好演。作品賞や主演男優賞、監督賞など、日本アカデミー賞で6部門を獲得した素晴らしい映画です。
<冒頭のあらすじ>
馬締光也(松田龍平)は、玄武書房の営業部で働く平社員。その名の通りとても真面目な馬締は、比較的活気のある営業部ではちょっと浮いた存在だった。営業成績も悪く、上司からは疎ましく思われていた。
一方、同社の辞書を作るベテラン編集者・荒木(小林薫)は、間もなく定年を迎えるために、後継者となる後輩を探していた。色んな部署に出向いて後継者を探してみたものの、なかなか「こいつだ!」と思える人が見つからない。
そんなある日、ふとしたきっかけで出会ったのが、営業部の馬締光也だった。荒木は馬締へ早速、ある質問を投げかけた。
「”右”という言葉を説明できるかい?」この質問に対して馬締は、少し考えた後に「西を向いたとき、北にあたる方、が右」と答えた。この問答が、馬締の編集部への異動を決定付ける。
馬締を迎えた編集部は、新しい辞書「大渡海」の編集に取り掛かった。方針は、新しい言葉も積極的に取り入れ、今生きている人たちに向けた辞書にすること。
辞書作りの意義に感銘を覚えた馬締は、少しずつ仕事にのめり込んでいくのだが・・・。
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<「舟を編む」を実際に見た感想>
日本アカデミー賞で6部門も獲得した名作なのですが、こんな素晴らしい作品に出会えたことを感謝したいぐらい、本当に素晴らしい映画でした。
心温まる部分もあり、感動のあまり無いてしまう部分もあり、そしてちょっと笑ってしまうようなシーンもありで、これぞ、世界に誇れる日本映画だと思いましたね。
まず褒め称えたいのが、主人公の馬締光也を演じた松田龍平さんの演技です。真面目で純粋すぎるあまりに、ちょっと変人みたいに見られてしまう主人公を、見事に演じられていたと思います。唯一無二の演技だったのではないでしょうか。
さらに、ヒロイン役を演じた宮崎あおいさんも素晴らしかったです。芯の強い女性の板前さんの役だったのですが、馬締こと「みっちゃん」とのやり取りが、見ていてとても心温まるものがありました。
編集部の先輩役を演じたオダギリジョーさんも良かったですね。ちょっとチャラチャラした部分もあり、遊びなれしてそうなキャラクターだったのですが、それ故に主人公の馬締との絡みが絶妙でしたね。
そしてなんと言っても、この映画を作り上げた石井裕也監督の存在が大きいですね。「川の底からこんにちは」でファンになった私は石井監督の作品を好んでみるようになったのですが、若いながら本当に良い映画を作られています。
この「舟を編む」では、そんな石井監督作品の素晴らしさが全面に出ているのではないかと思いました。
本当に超おすすめの日本映画ですので、まだご覧になっていない方がおりましたら、ぜひお休みの日にでもご覧頂ければ幸いです。
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