すさまじい”真実の愛”を描く純愛ストーリー「愛のむきだし」
タイトル | 愛のむきだし |
---|---|
原題 | LOVE EXPOSURE |
製作年/製作国 | 2008年/日本 |
監督 | 園子温 |
脚本 | 園子温 |
出演 | 西島隆弘、満島ひかり、安藤サクラ、渡部篤郎、尾上寛之、永岡佑、中村麻美、渡辺真起子、清水優 |
収録時間 | 237分 |
指定 | R-15 |
レンタル | TSUTAYAディスカス、 DMM.com |
DVD、Blu-rayの購入 | Amazon.co.jp、 楽天ブックス |
おすすめ度 |
<映画のポイント>
謎の宗教団体に蝕まれていく少年少女の戦いと、二人の愛の軌跡を描いたすさまじい純愛エンターテイメント作品。上映時間が約4時間という大作ですが、最後まで見逃せない展開になっています。
<冒頭のあらすじ>
幼い頃に母を亡くした男子高校生の角田ユウ(西島隆弘)。彼は母の死後に神父になった父・テツ(渡部篤郎)と一緒に、2人で幸せに暮らしていた。
ユウは優しかった母の思い出を胸に、理想の女性として思い描いていた女性”マリア”に出会うことを夢見ていた。
そんなある日、妖艶で感情を全面に出す女性・サオリが父親のテツの前に現れる。サオリは毎日のようにテツのところを訪れ、懺悔を求めていた。始めは嫌々応じていたテツだったが、サオリの強い押しに飲まれてしまい、いつしかサオリに心を奪われていった。そしてサオリは、テツとユウを一緒に生活するようになる。
しかし、そんな生活は長くは続かなかった。テツに飽き飽きしていたサオリは家を飛び出し、落胆したテツは人格が変わってしまった。そして、ユウに対して毎日のように懺悔を強要するようになった。
ユウは父親に懺悔するために、毎日少しずつ悪いことを重ねていった。そしてやがて、女性の股間ばかりを盗撮するという、神父に対して許されない行為にまで発展していく。
そして仲間との盗撮ゲームに負けたユウは、女装をして女性をナンパし、その子にキスをするという罰ゲームを行うために街に出る。そこで出会ったのが、街でチンピラに絡まれていた女子高生のヨーコ(満島ひかり)だった・・・。
スポンサードリンク
<「愛のむきだし」を視聴した感想>
評判の良さを目にして見てみたのですが、これがまた想像以上におもしろかったですね。ストーリーの展開が予想不可能であり、しかも奇抜です。このため4時間も通して見ていたのに、終ってしまうのが惜しくなるほどハマってしまいました。
タイトルにもある通り、色んな登場人物が愛をむきだしにしていきます。どん底におちても、めちゃくちゃになっても屈しない愛をむき出しにする力。
普通に考えたらえげつないことさえも、びっくりするぐらいのパワーが込められていました。
これまで、「地獄でなぜ悪い」とか「冷たい熱帯魚」などの園子温監督の作品を見てきましたが、この作品が一番凄まじく、そしてスゴイと思いました。
4時間という時間を飽きさせないストーリー構成、メリハリの効いた演出、半端じゃない登場人物のキャラクター性など、思わず目を奪われてしまいます。
また、ヒロインの女子高生役として満島ひかりさんが出演していますが、やっぱり素晴らしいですね。その他、主演を演じたAAAの西島隆弘さんも良かったです。
ちょっと過激な映画が好きな方、また園子温監督の映画に興味にある方は、まちがいなく見て楽しめる映画だと思います。
スポンサードリンク
映画ランキング TOPページに戻る