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高倉健主演。遭難事故の実話を描いた映画「八甲田山」

タイトル 八甲田山
製作年/製作国 1977年/日本
配給 東宝
監督 森谷司郎
映画賞 第1回日本アカデミー賞:音楽賞
原作 新田次郎
出演 高倉健、北大路欣也、加山雄三、三國連太郎、島田正吾、大滝秀治、丹波哲郎、緒形拳、加賀まりこ、前田吟、秋吉久美子、森田健作、藤岡琢也、浜田晃、大竹まこと、下条アトム
収録時間 169分
レンタル TSUTAYAディスカスDMM.com
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おすすめ度 星4つ

映画のポイント

1902年に青森県の八甲田山で起こった大規模な遭難事故「八甲田雪中行軍遭難事件」を描いた映画。

原作は新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」で、高倉健、北大路欣也、加山雄三、緒形拳、三國連太郎、丹波哲郎、大滝秀治など、往年の名優が共演しています。

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映画「八甲田山」の冒頭のあらすじ

日露戦争の開戦が目前に迫っていた1901年(明治34年)の10月。弘前第八師団の第四旅団本部では、各連隊長を集めて重要な会議を開いていた。

この頃、日本はロシアの満州にも進出しており、日露関係は緊迫。大陸での戦闘回避は不可能だと考えられていた。

相手は零下40℃でも戦える能力を持つロシア軍だったが、日本軍は極寒の地での戦闘経験が乏しい。このため軍の首脳陣は、寒さや雪中に慣れるために、冬の八甲田山を行軍しようと計画していたのだ。

弘前第八師団の友田少将(島田正吾)は、第三十一連隊の徳島大尉(高倉健)と第五連隊の神田大尉(北大路欣也)の2人に、「冬の八甲田山を歩いてみないか」と声をかける。

これを命令だと悟った徳島大尉と神田大尉は、顔が硬直する。そして責任の重さを感じながらも、任務にあたることになった。

その後、児島大佐(丹波哲郎)らの発言により、2つの連隊は別の地点から出発し、八甲田山ですれ違うという行軍計画が固まった。

出発前に徳島大尉の自宅で話し合いを行った徳島と神田は、雪の八甲田山での再会を誓う。

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壮絶な遭難事故の実話を名優が熱演!八甲田山の感想

雪山の恐ろしさを痛感させられる、壮絶な遭難事故を描いた映画でした。

なぜ、地元の人たちが止めているのにも関わらず、軍隊は行軍訓練に踏み切ってしまったのか・・・。その背景には、軍隊という絶対的な縦割り社会が存在していました。

上層部で決まったことであれば、部下はそれに従わなければなりません。

知識や経験を持った人たちが話し合う有識者会議などが全く無く、上官の判断によって全てが決定してしまう・・・。これは本当に恐ろしいことですね。

この「八甲田山」には高倉健さんや北大路欣也さん、加山雄三さん、緒形拳さんなど往年の名優が勢ぞろいしており、配給収入は25億900万円を記録しています。この数字は、1977年の日本映画第1位の数字でした。

日本の名作映画の1つとして取り上げられる作品ですので、お時間のある時にもでもぜひご覧頂ければ幸いです。


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