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ある夫婦の家族愛を描いた名作「クレイマー、クレイマー」

タイトル クレイマー、クレイマー
原題 KRAMER VS. KRAMER
製作年/製作国 1979年/アメリカ
監督 ロバート・ベントン
原作 アヴェリー・コーマン
出演 ダスティン・ホフマン、メリル・ストリープ、ジャスティン・ヘンリー、ジョージ・コー、ハワード・ダフ、ジョベス・ウィリアムズ、ジェーン・アレクサンダー
収録時間 105分
映画賞 <1979年アカデミー賞>
、作品賞、主演男優賞:ダスティン・ホフマン、助演女優賞:メリル・ストリープ、監督賞、脚色賞

<1979年ゴールデン・グローブ>
作品賞(ドラマ)、男優賞(ドラマ):ダスティン・ホフマン、助演女優賞:メリル・ストリープ、脚本賞
<1979年 NY批評家協会賞>
作品賞、男優賞:ダスティン・ホフマン、助演女優賞:メリル・ストリープ
<1979年 LA批評家協会賞>
作品賞、男優賞:ダスティン・ホフマン、助演女優賞:メリル・ストリープ、監督賞、脚本賞

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おすすめ度 星5つ

映画のポイント

ニューヨークの平凡なサラリーマン家庭にて、妻が家を出て行ったことをきっかけに巻き起こる出来事を綴った、感動の家族ドラマ。

1979年のアメリカ映画で、夫役のダスティン・ホフマンがアカデミー主演男優賞を、妻役のメリル・ストリープが助演女優賞を獲得しています。その他作品賞や監督賞など、この年のアカデミー賞で主要5部門を獲得した名作です。

冒頭のあらすじ

ニューヨークのマンハッタン。サラリーマンのテッド・クレイマー(ダスティン・ホフマン)は上司から大きな仕事を任され、成功すれば重役のポストを約束された。

この喜ばしい知らせを早く伝えたいと、妻のジョアンナ(メリル・ストリープ)と、一人息子のビリー(ジャスティン・ヘンリー)が待つ家へ急いで帰るテッドだったが、家に着くとすぐに、ジョアンナから衝撃の告白を受ける。

それは、「家を出て行く」という一方的な申し出だった。突然の出来事に驚いたテッドは話し合おうと説得するが、ジョアンナにはその声が届かない。すでに固い決心をしていたジョアンナは、夫のテッドと息子のビリーを残して、行き先も告げず家を出てしまった。

テッドとジョアンナは結婚して8年。その1年後にビリーが生まれ、今現在は7歳になっていた。

これまで全ての家事をジョアンナに任せていたテッドは、翌朝の朝食を作るのにも一苦労。息子を何とか学校に送り届け、ギリギリで出社した。

そしてテッドは上司に家の事情を説明したところ、「大切なビジネスが控えているだけに、息子を親戚に預けることは出来ないか?」と提言されてしまう・・・。

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「クレイマー、クレイマー」を見た感想

夫婦の破綻や親子愛の姿をリアルに描いた、とても素晴らしい映画でした。

泣かせる場面やセリフ、考えさせられる場面も多く、とても奥が深い作品だったと思います。アカデミー賞で作品賞や脚本賞などの5部門を獲得しているのも、納得できます。

いつの時代に見ても共感できる、家族ドラマの傑作中の傑作とも言える映画ですね。

ちなみに現代は「Kramer vs. Kramer」で、訳すと「原告クレイマー対被告クレイマー裁判」になるそうです。これは離婚裁判を意味しており、終盤は見ているこっちも耳が痛くなるような裁判が繰り広げられていました。

別れた元夫婦がどうすることが、まだ小さい息子のためになるのか。見ているこっちも一緒に考えさせられるような、現実感の溢れる作品です。

夫婦や家族について考えさせられる名作なので、まだご覧になっていない方へ是非お薦めしたいですね。


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