孤独死をテーマにした名作映画「おみおくりの作法」
タイトル | おみおくりの作法 |
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原題 | Still Life |
製作年/製作国 | 2013年/イギリス・イタリア合作 |
配給 | ビターズ・エンド |
監督・脚本・製作 | ウベルト・パゾリーニ |
キャスト (出演者) |
エディ・マーサン、ジョアンヌ・フロガット、カレン・ドルーリー、アンドリュー・バカン、キアラン・マッキンタイア、ニール・ディスーザ |
収録時間 | 91分 |
レンタル | TSUTAYAディスカス、 DMM.com |
DVD、Blu-rayの購入 | Amazon.co.jp、 楽天ブックス |
おすすめ度 |
<映画のポイント>
孤独死された方々を埋葬する公務員を主人公に、人間の死とは何か、そして生きることの大きな意義を考えさせてくれるヒューマンドラマです。
主人公の静かな公務員役を、エディ・マーサンが好演。生きることの意義や人生の尊さを、それとなく教えてくれる映画です。
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映画「おみおくりの作法」の冒頭のあらすじ
ロンドン南部地方のケニントン地区で公務員として働く、44歳のジョン・メイ(エディ・マーサン)。
彼は独身であり、家族は誰もいない。勤め先では孤独死した人達の葬儀や埋葬を行う業務に就いていたが、そこでもたった1人で働いている。
とても几帳面なジョンは、仕事に対して一切妥協しなかった。誰かが無くなる度にその人の家族を探し出し、お亡くなりになったことを伝える。さらに葬礼時の音楽をきちんと選び、弔辞を書いていた。
そんなある日、ジョンの向かい側のアパートに住むビリー・ストークという男性が亡くなった。彼はアルコール中毒患者であり、誰も身寄りがいない状態。ジョンは早速、自分の仕事に取り掛かる。
ジョンはビリーについて調べていくうちに、彼がとても希少な人生を歩んでいたことを知る。そして彼の家族を探そうとするのだが・・・。
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人の生とは何か。映画「おみおくりの作法」の感想
孤独死をテーマにしているということで少し重いイメージがありましたが、実際に鑑賞してみると、清々しさと同時に人生の意義を考えさせてくれる、とても意義深い映画でした。
主人公のジョン・メイは職場でも一人で働き、家に帰っても誰もいません。第三者から見ればとても寂しい人生を歩んでいるように思えるのですが、彼は自分の仕事に誇りを持ち、一人ひとりの故人に対して平等に、自分なりの流儀を持って接していきます。
とても静かな映画なのですが、死ぬこととはどういうことなのか、そして生きることにはどんな意義があるのかなど、人間の人生における大切な事を深く考えさせてくれる作品でしたね。
人の人生は、一人ひとり違います。どんなにスゴイことをした偉人であろうと、ホームレスとして生きてきた人であろうと、私たちは優劣をつけることはできません。
どんな人であろうと平等に接し、そして敬い、自分自身がぶれないでいることも大切なんだな〜と思いました。
生きること、そして死ぬことの意義を考えさせられる滅多にない映画ですので、お時間のある時にでも是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。
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