第二次世界大戦下の実話を元にした映画「サラの鍵」
タイトル | サラの鍵 |
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原題 | Elle s’appelait Sarah |
製作年/製作国 | 2010年/フランス |
監督 | ジル・パケ=ブランネール |
原作 | タチアナ・ド・ロネ |
出演 | クリスティン・スコット・トーマス、メリュジーヌ・マヤンス、エイダン・クイン、フレデリック・ピエロ、ドミニク・フロ、ナターシャ・マスケヴィッチ 、 ニエル・アレストリュプ |
収録時間 | 111分 |
レンタル | TSUTAYAディスカス、 DMM.com |
DVD、Blu-rayの購入 | Amazon.co.jp、 楽天ブックス |
おすすめ度 |
<映画のポイント>
21世紀の現代の女性ジャーナリストが、あるきっかけで第二次世界大戦下のユダヤ人少女の行く末を探っていくヒューマン・ドラマ。2010年に製作され、日本では2011年12月に公開されたフランス映画です。
<冒頭のあらすじ>
パリで夫と娘と共に幸せに暮らしていた45歳の女性ジャーナリストのジュリア(クリスティン・スコット・トーマス)。
彼女はある日、夫の両親から譲られた古いアパートについて、驚きの事実を耳にする。その内容は、この部屋が1942年に大量検挙されたユダヤ人の一室であり、ユダヤ人一家の娘である10歳の少女・サラが、収容所から脱走していたというものだった・・・。
時は1942年の7月。当時ヴィシー政権だったフランスでは、ヴェロドローム・ディヴェール大量検挙事件が勃発。数多くのユダヤ人が、一斉に検挙されてしまう。
すぐに家に戻れるを考えていたサラは、弟のミシェルを物置に隠し、「絶対に外に出ちゃダメだよ」と伝えて鍵をかける。そしてその鍵を持ったまま、両親と共に警官隊に連行されていった。
しかし、その後両親とサラは収容所へと連行されてしまい、なかなか家に帰ることが出来ない。そしてサラは弟のことを心配でどうしようもなくなり、収容所から脱走を試みるのだが・・・。
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<「サラの鍵」を見た感想>
現代に生きるジャーナリストが、第二次世界大戦下で悲しい運命に苛まれた1人の少女の行く末を追うという、まるでドキュメンタリーを見ているかのような作品でした。
戦時下の一方的な圧力によって収容所に運ばれたユダヤ人のサラ。弟を残してきた少女の勇気、そしてその後の人生の歩みを見ることが出来て、心に染みる場面も多かったです。
このサラの鍵は実話をもとにした原作によって作られた映画であり、ユダヤ人を迫害していたのはナチスドイツだけではなかったことも意味しています。
このような悲劇を二度と繰り返さないためにも、見ておく価値がある映画だと思いました。
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