アル・パチーノ主演。実話を映画化した衝撃作「セルピコ」
タイトル | セルピコ |
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原題 | SERPICO |
製作年/製作国 | 1973年/アメリカ |
監督 | シドニー・ルメット |
原作 | ピーター マース |
出演 | アル・パチーノ、ジョン・ランドルフ、ジャック・キホー、ビフ・マクガイア、トニー・ロバーツ、F.マーリー エイブラハム |
収録時間 | 125分 |
レンタル | TSUTAYAディスカス、 DMM.com |
DVD、Blu-rayの購入 | Amazon.co.jp、 楽天ブックス |
映画賞 | <1973年 ゴールデン・グローブ> 男優賞(ドラマ):アル・パチーノ |
おすすめ度 |
<映画のポイント>
ニューヨークを舞台に、腐敗と汚職に蝕まれた警察組織内で、たった1人で正義をつらぬき通した男「セルピコ」の物語。実話の原作を映画化した作品であり、アル・パチーノがセルピコ役を熱演しています。
<冒頭のあらすじ>
1971年2月、ニューヨーク市の警官であるセルピコが、重症を負って病院に運び込まれた。状況を聞きつけた地区総監のグリーンは直ぐに彼の病室に向かい、24時間の厳戒態勢で彼の警護にあたるよう指示する・・・。
11年前、セルピコは警察学校を卒業し、熱い正義感と希望を胸に秘めて警察官になった。彼が配属されたのは82分署。事件が発生すれば直ぐに犯人確保に動くセルピコに対して、先輩にあたる警官は全くやる気が見られない。
さらに、警察内では賄賂が当たり前のように行われており、セルピコも黒い金を受け取るよう要求された。しかし、セルピコはこれを拒否。署内では変わり者のレッテルを貼られてしまう。
昔から憧れていた職業の現実を目の当たりにし、失望したセルピコは、息抜きを兼ねてニューヨークの大学へ勉強に行くようになる。そこでバレー・ダンサーのレズリーと出会い、やがて同棲することに。
その頃私服刑事になるための訓練も受け始めていたセルピコは、出世コースに乗った同僚のブレアと仲良くなった。
その後ブレアはニューヨーク市長の調査部に配属され、セルピコは私服刑事として93分署に配属される・・・。
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<「セルピコ」を見た感想>
あまりの衝撃的な内容だったのでフィクションなのかな?と思って調べてみたら、実話の原作に基づいた作品だったのですね。
若干の脚色があるかどうかは解かりませんが、1971年以前にニューヨーク市警がここまで腐敗していたというのは、かなり衝撃的でした。
正義感にあふれる若き警官セルピコ。そして、彼の11年以上にもわたる長き戦い。
失望、落胆、孤独、葛藤、信念、激怒、執念という気持ちを体験したセルピコの姿が、とても真摯に描かれていたと思います。
そして、そんなセルピコを演じたアル・パチーノの熱演も見事でした。
ゴットファーザーPART1、PART2の時のアル・パチーノであり、最初は「おお、あのマイケルだ!」と思ってしまいましたが、やはりゴットファーザーとは設定が全然違っていましたね。
このセルピコは、いつの時代になっても廃れることの無い衝撃作だと思います。アル・パチーノがお好きな方はもちろんのこと、刑事ドラマなどがお好きな方へ、是非ご覧頂ければと思います。
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