その時、ジャズが全てを凌駕した!セッション
タイトル | セッション |
---|---|
原題 | WHIPLASH |
製作年/製作国 | 2014年/アメリカ |
監督 | デイミアン・チャゼル |
出演 | マイルズ・テラー、J・K・シモンズ、ポール・ライザー、メリッサ・ブノワ、オースティン・ストウェル、ネイト・ラング、クリス・マルケイ、デイモン・ガプトン、スアンヌ・スポーク |
収録時間 | 107分 |
映画賞 | 第87回アカデミー賞:助演男優賞(J・K・シモンズ)、編集賞、録音賞 第68回英国アカデミー賞:助演男優賞、編集賞、音響効果賞 |
レンタル | TSUTAYAディスカス、 DMM.com |
DVD、Blu-rayの購入 | Amazon.co.jp、 楽天ブックス |
おすすめ度 |
<映画のポイント>
名門音楽大に入学した若きジャズ・ドラマーと、彼を自らの楽団にスカウトした指揮者の狂気に満ちたレッスン模様を描いたヒューマン・ドラマ。
想像を絶する罵声としごきに、主人公のニーマンは耐え切れるのか。終盤は想像を絶する展開で、鳥肌が立ちまくりです。第87回アカデミー賞3部門を始めとし、数々の映画賞に輝いた2014年の傑作映画です。
<冒頭のあらすじ>
アンドリュー・ニーマン(マイルズ・テラー)は19歳。偉大なジャズ・ドラマーになることを夢見て、アメリカ最高峰の名門音楽大であるシャッファー音楽学校への入学を果たした。
学校でも懸命に練習に打ち込みニーマンだったが、ある日、彼の所属する初等教室に、大学の中でも最高の指揮者を言われるフレッチャー(J・K・シモンズ)が訪れた。
演奏を聴いていたフレッチャーはニーマンの卓越した技術に注目し、自らが担当する楽団に来るよう声をかける。
自分の実力が認められたことを喜ぶニーマンは、意中の女性をデートに誘い、交際がスタート。学校生活も順風満帆になるかのように思われた。
しかし、フレッチャーのレッスンがスタートすると、状況は一変。
彼のレッスンは鬼のようなしごきは日常茶飯事であり、ミスをすれば物が投げつけられることも少なくない。しかも、明らかにパワハラとも言える暴言も飛び交っていた。
フレッチャーのレッスンを受け始めたニーマンは、精神的もどんどん追い詰められてしまい・・。
スポンサードリンク
<「セッション」を見た感想>
ラスト10分、その想像を絶した展開にもう鳥肌が立ちまくりでした。ここまで最後に心を揺さぶられてしまう作品は、初めてかもしれません。
自宅でDVDで鑑賞したのですが、ラスト10分は思わず2回見てしまいましたね。数々の映画賞を獲得したことが納得できる、圧巻のラストでした。
この映画の肝となったのは、完全なるパワハラ指揮者のフレッチャーの存在です。
狂気に満ちたレッスン模様は、まるで一種のパニック映画を見ているかのようでした。楽団員のことを思って厳しく接しているのかと思えば、そうとは限りません。
相手のことよりも音楽の完璧さを追及するその姿は、まるで人間の姿をした鬼のようでした。
途中まではそのパワハラぶりに対して「うわ〜」と思いながら見ていたのですが、最後はそんな嫌な気持ちを思いっきり吹き飛ばしてくれましたね。
私は映画の最後の展開をかなり重視する方なのですが、この映画に関して言えば満点を付けたいです。
滅多に出会うことができないヒューマンドラマの傑作なので、お時間のある時に是非ご覧ください!
スポンサードリンク
映画ランキング TOPページに戻る