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壮絶な奴隷制度の実情を描いた作品「それでも夜は明ける」

タイトル それでも夜は明ける
原題 12 YEARS A SLAVE
製作年/製作国 2013年/アメリカ
監督 スティーヴ・マックイーン
原作 ソロモン・ノーサップ
出演 キウェテル・イジョフォー、マイケル・ファスベンダー、ルピタ・ニョンゴ、ブラッド・ピット、ベネディクト・カンバーバッチ、ポール・ダノ
収録時間 134分
指定 PG-12
映画賞 <2014年米アカデミー賞>
作品賞、脚色賞、助演女優賞:ルピタ・ニョンゴ
レンタル TSUTAYAディスカスDMM.com
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おすすめ度 星5つ

映画のポイント

19世紀半ばの奴隷制度廃止前だったアメリカ南部を舞台に、1841年に実際に拉致され、12年間にも渡って奴隷として働かされた黒人音楽家の実話を基に作られた作品。

現代では考えられないような冷酷非道な奴隷制度の実情が描かれており、かなり衝撃的な作品です。2014年米アカデミー賞では作品賞を初めとして3部門を受賞し、その他数多くの映画賞を獲得しています。

冒頭のあらすじ

アメリカ南部を中心に、奴隷制度が広がっていた1841年。ニューヨークに家族と一緒に住み、自由黒人の権利を持つ音楽家のソロモン・ノーサップ(キウェテル・イジョフォー)は、ある2人の白人からバイオリン弾きの仕事を依頼される。

この仕事を引き受けたソロモンは、仕事が終った後にその2人と酒を飲み交わし、いつの間にか酔いつぶれてしまった。

翌朝目が覚めると、ソロモンは両手足を鎖でつながれた状態だった。犯行しようものなら、容赦なくムチが飛んでくる。そしてソロモンは全く別の名前を付けられ、黒人奴隷としてアメリカ南部のニューオリンズへ向かう船に乗せられてしまう。

ニューオリンズでは黒人の奴隷市場が開かれており、ソロモンはそこでウィリアム・フォード(ベネディクト・カンバーバッチ)という人物によって購入される。

ウィリアムの敷地に連れて行かれたソロモン達は、白人監守の下でまるで過酷な労働を課せられる・・・。

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「それでも夜は明ける」を見た感想

想像以上に重く、そして過酷な内容の作品でした。かつてアメリカで実際にあったという黒人奴隷制度の実情がリアルに描かれており、思わず目を背けたくなるような場面も多々ありましたね。

20世紀後半の時代の人種差別問題をテーマにした映画もいくつか見たことがありますが、それはここまで厳しい内容ではありませんでした。

19世紀半ばまで実際にあった奴隷制度というのは、何も言葉が見つからないぐらい過酷な状況だったのですね。。

国によって状況の違いはありますが、今の時代が実に平等であり、差別や偏見の少ない平和な社会なったんだということを改めて認識させられましたね。

現代社会でも、差別や偏見はあります。しかし、この時代の頃と比べれば実にちっぽけなものです。

今の時代が、いかに自由で希望に溢れているのか。そのようなことも教えてくれる映画でした。

なお、この「それでも夜は明ける」は、2014年米アカデミー賞で3部門を受賞した他、英国アカデミー賞やアイオワ映画批評家協会賞、ゴールデングローブ賞、トロント国際映画祭など、数々の機関で賞を受賞しています。

重い内容ではありますが、間違いなくお薦めの映画だと思います。


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