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現代社会に潜む狂気を描いた名作「タクシードライバー」

タイトル タクシードライバー
原題 TAXI DRIVER
製作年/製作国 1976年/アメリカ
監督 マーティン・スコセッシ
脚本 ポール・シュレイダー
出演 ロバート・デ・ニーロ、シビル・シェパード、ピーター・ボイル、ジョディ・フォスター、アルバート・ブルックス、ハーヴェイ・カイテル、ジョー・スピネル、ヴィック・アルゴ
収録時間 114分
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映画賞 1976年 カンヌ国際映画祭(パルム・ドール) マーティン・スコセッシ

1976年 NY批評家協会賞(男優賞) ロバート・デ・ニーロ
1976年 LA批評家協会賞
(男優賞) ロバート・デ・ニーロ (音楽賞) バーナード・ハーマン

おすすめ度 星5つ

映画のポイント

ニューヨークで働くタクシードライバーの青年が社会への不満や孤独感を募らせ、社会を浄化するために”ある行動”を起こそうとする過程を描いた社会派サスペンスドラマ。

数々の名作を世に残したマーティン・スコセッシ監督×ロバート・デ・ニーロ主演の1976年の作品で、なんとも言えないサスペンス感やリアリティを感じさせてくれる映画です。まだ幼い頃のジョディ・フォスターも出演しています。

冒頭のあらすじ

ベトナム戦争から戻った26歳の若き青年、トラビス・ビックル(ロバート・デ・ニーロ)。これといって夢を持っていないトラビスは、ニューヨークでタクシー会社に就職。常勤として勤務することになった。

他のドライバーは黒人を乗せなかったり、高級地区を狙ったりなどの決め事を作っていたが、トラビスはそのようなものを一切作らなかった。お客が黒人だろうが、行き先が何処であろうが、客が希望する場所まで送り届けていた。

仕事を続けるにつれ、トラビスは街にはいろんな人間が生活しており、様々な実情を抱えていることを目にしていく。

そんなある日、トラビスは街中の大統領候補の選挙事務所に働く一際美しい女性に目をつけた。彼女の名はベツィ。オフィスの目立つ場所にデスクがあり、トラビスは車を止めては彼女を眺めていた。

数日後、トラビスは思い切ってベツィが働く選挙事務所を訪ね、彼女のボランティアとして働きたいと申し出た。カフェで話してるうちに二人は意気投合し、今度は一緒に映画に行くことになるのだが・・・。

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「タクシードライバー」を見た感想

想像以上の社会派サスペンスドラマであり、物語の後半はかなり息を飲む展開でしたね。派手なストーリー展開ではありません。しかし、もの凄いリアリティーがあります。

まるで最後がどうなるかわからないギリギリのアクション映画のようなドキドキ感を味わうことができました。

そして何よりも素晴らしいのが、リアル感と緊張感を描いてくれたロバート・デ・ニーロの演技、さらにはマーティン・スコセッシ監督の演出です。

後で調べて解かったのですが、このコンビはたくさんの名作を世に残しているのですね。1980年のレイジング・ブル、1982年のキング・オブ・コメディ、1990年のグッドフェローズなど、数多くの傑作が誕生しています。(ちなみにレイジング・ブルでは、デ・ニーロがアカデミー賞主演男優賞を獲得しました。)

そして2000年以降になると、スコセッシ監督はレオナルド・ディカプリオを主演に迎えてたくさんの映画を作っています。2002年のギャング・オブ・ニューヨーク、2006年のディパーテッド、2009年のシャッター アイランド、2013年のウルフ・オブ・ウォールストリートなど、数々の話題作がありますね。

タクシードライバーという映画は、1人の正義感あふれる正直な青年の狂気に満ちた行動によって、現代社会の矛盾や歪みを描いた傑作だと思います。映画好きの方へ、ぜひおすすめしたい作品です。


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