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殺人事件の加害者の家族のその後を描いた名作「手紙」

タイトル 手紙
製作年/製作国 2006年/日本
監督 生野慈朗
原作 東野圭吾
出演 山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカ、吹石一恵、尾上寛之、田中要次、山下徹大、石井苗子、吹越満、風間杜夫
収録時間 121分
レンタル TSUTAYAディスカスDMM.com
DVD、Blu-rayの購入 Amazon.co.jp楽天ブックス
おすすめ度 星5つ

映画のポイント

人気作家、東野圭吾の同名小説を、山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカらの俳優陣を迎えて作り上げた社会派ドラマ。

殺人事件を起こした兄の”弟”を主人公に、加害者家族の苦悩や社会的制裁を真摯に描いた映画です。ラストシーンは、本当に泣けます。

冒頭のあらすじ

川崎市のリサイクル工場で懸命に働く青年、武島直貴(山田孝之)。同じ職場の食道で働いていた由美子(沢尻エリカ)は、直貴に積極的に話しかけていた。しかし、彼は全く由美子と打ち解けようとしない。

人目を避けるようにして生きる彼には、ある秘密があったー。

それは直貴が高校生の頃だった。親を早くに亡くし、直貴は兄の剛志(玉山鉄二)と2人で暮らしていた。剛志は弟の学費を稼ぐために、運送屋で毎日一生懸命働いていた。

そんなある日、思いがけない事件が起きる。兄の剛志が強盗殺人を犯してしまったのだ。

剛志は日々の重労働が積み重なり、腰を痛めていた。仕事もできず、収入が途絶えたために犯行に至ったが、その時にトラブルが発生。丁度帰ってきたその家の母親ともみ合いになり、意図せぬ殺害となってしまった。

剛志は無期懲役が確定し、服役することに。お互いにたった一人の家族である剛志と直貴は、欠かさずに手紙を書いていた・・・。

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「手紙」を見た感想

今回で3度目の鑑賞だったのですが、ラストの玉山鉄二さん演じる剛志の姿は、何度見ても泣けてきます。個人的には、アカデミー賞の最優秀助演男優賞をあげたいぐらいです。

初めて見た時もかなりの衝撃を受けましたが、あの姿は何度見ても強い感情が込み上げてきますね。

物語は手紙を読むシーンから始まり、その後、兄のしたことが明らかになっていきます。そして山田孝之さん演じる弟の直貴が大人になり、社会で働き続ける姿が描かれていくわけですが、加害者家族がここまで苦しむことになるのかと思うと、胸が締め付けられるような気持ちになりますね。

殺人事件は絶対にあってはならないことですが、加害者の家族が、その後どれほどの苦しみを背負うことになるのか。社会のあり方だけでなく、私達の考え方も見直してみる必要があるのでは?と思わされました。

そして、社会が最も大切にするべきことは、犯罪を未然に防ぐことだと思います。どんなに苦しい状況でも、犯罪を起こしたり、加担してはならない。一人ひとりがこのような強い意識を持つことが、最も大切だと考えさせられました。

なかなか見ることが出来ない社会派ドラマなので、ぜひたくさんの方々へお薦めしたい映画です。


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