デ・ニーロ主演の風刺ドラマ「キング・オブ・コメディ」
タイトル | キング・オブ・コメディ |
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原題 | THE KING OF COMEDY |
製作年/製作国 | 1982年/アメリカ |
監督 | マーティン・スコセッシ |
出演 | ロバート・デ・ニーロ、ジェリー・ルイス、サンドラ・バーンハート、シェリー・ハック、トニー・ランドール、ダイアン・アボット |
収録時間 | 109分 |
レンタル | TSUTAYAディスカス、 DMM.com |
DVD、Blu-rayの購入 | Amazon.co.jp、 楽天ブックス |
おすすめ度 |
<映画のポイント>
コメディアン志望の若き青年が、自らを売り込むために狂気に満ちた作戦を実行するという風刺ドラマ。
タクシードライバーに続くロバート・デ・ニーロ主演、マーティン・スコセッシ監督の作品で、今回もロバート・デ・ニーロが狂気的な主人公を熱演しています。
<冒頭のあらすじ>
コメディアンのジェリー・ラングフォードは、楽屋口にファンが押し寄せるほどの人気者。ある日、テレビの収録を終えて外に出ると、そこはいつものようにファンで一杯だった。
ジェリーの熱狂的なファンの1人、マーシャ(サンドラ・バーンハート)は、ジェリーの車に無断で乗り込み、強引に彼に迫っていた。そんな彼を助けけだし多のが、ルパート・パプキン(ロバート・デ・ニーロ)という一人の青年だった。
ところが、パプキンはマーシャを車から追い出した後、無理やりジェリーの車に乗車。そこでジェリーに対して自己紹介を行い、あなたのようなコメディアンを目指していることを熱弁した。
内心嫌気が差していたジェリーは、後日オフィスに電話してもらうことでその場を逃れた。
しかし、翌日にパプキンがオフィスに電話しても、ジェリーの秘書は全く取り合ってくれない。そこでパプキンは、いつものようにスーツに身をまとい、ジェリーのオフィスを訪れるのだが・・・。
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<「キング・オブ・コメディ」を見た感想>
コメディ映画だと思って見始めたのですが、途中から全く違うことに気づきました。コメディアンになりたいと願う青年の常軌を逸した行動を描いた、風刺の効いたドラマ映画だったのですね。
序盤から少しずつ怪しい雰囲気になっていき、中盤では「一体どうなってしまうんだろ・・・」と心配になってきます。
しかし、最後は予想外の展開が待っており、すっきりと見終えることができました。こんな終り方をしてくれるなんて、さすがマーティン・スコセッシ監督です。
ロバート・デ・ニーロ主演×マーティン・スコセッシ監督のタクシードライバーと、とても似た雰囲気のある映画だと思いました。ただ、こちらのキング・オブ・コメディの方が、物腰は柔らかいと思います。
最近ではなかなか見られなくなったタイプの貴重な映画なので、ぜひ、たくさんの映画ファンの方に見て欲しいです。(2014.11.23)
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