HIV・エイズ問題の実話を映画化「ダラス・バイヤーズクラブ」
タイトル | ダラス・バイヤーズクラブ |
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原題 | Dallas Buyers Club |
製作年/製作国 | 2013年/アメリカ |
監督 | ジャン=マルク・ヴァレ |
出演 | マシュー・マコノヒー、ジェニファー・ガーナー、ジャレッド・レト、スティーヴ・ザーン、ダラス・ロバーツ、デニス・オヘア |
収録時間 | 117分 |
指定 | R-15 |
映画賞 |
<第86回アカデミー賞> |
レンタル | TSUTAYAディスカス、 DMM.com |
DVD、Blu-rayの購入 | Amazon.co.jp、 楽天ブックス |
おすすめ度 |
<映画のポイント>
HIVを患った男が、効果的な治療薬をめぐって製薬会社や政府を戦い続ける姿を描いた、実話に基づいた作品。
マシュー・マコノヒーが21キロの減量をしてHIV患者の主人公を演じており、2014年の第86回アカデミー賞にて、主演男優賞を獲得しています。
<冒頭のあらすじ>
1985年、アメリカ南部のテキサス州。ロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)は電気工事士として働きながら、ロデオのカウボーイとして活動していた。
多くの女性と性交を重ねていた重ねていたロイはある日、電気工事の事故によって意識を失い、病院に運ばれる。
やがて目を覚ましたロイは、医師から「HIVの陽性反応が出ており、余命30日」という突然の宣告を受けた。
その時は信じられずに病院を飛び出したロイだったが、図書館などでHIVの感染原因を調べるうちに、自分が該当していると自覚。周囲の人間が離れていく中、まだ死にたくないという想いからHIVやエイズについての猛勉強を開始した。
やがてロイは、アメリカで認可されている薬が極端に少ない上に、新しい薬も大きな副作用があることに気付く。そして、代替治療薬を求めて向かったメキシコにて、効果的ながら未許可の医薬品を発見。
ロイはこの薬を何とかしてアメリカに持ち込もうをするのだが・・・。
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<「ダラス・バイヤーズクラブ」を見た感想>
HIVやエイズのことについて、非常に考えさせられる映画でした。
1980年代後半という、まだまだHIVやエイズに関する正しい知識だ出回っていない時期だっただけに、HIVを発症した人の苦悩というのは計り知れないものがあったと思います。
当時は認可されている薬がとても少なく、新しい薬が登場しても、大きな副作用があったり効果に疑問が残るケースがありました。そんな状況の中、自らが猛勉強を行い、効果的な代替治療薬を見つけ出した主人公・ロン・ウッドルーフの功績はとても大きいと思いましたね。
また、映画の序盤では「触っただけでHIVがうつる」と言った間違えた表現もあります。HIVは触っただけで感染するものではなく、避妊具無しの性交渉や母子感染、注射器の使いまわしなどによる血液感染が主な原因です。(特に、男性同士の性交渉にてHIVになるケースが多いと言われています。)
今現在はHIVからエイズの発症を抑える薬品が確率されており、HIVを発症してもずっと行き続けることも可能になっています。人間である以上、私達もHIVやエイズに対して正しい知識を持っておきたいですね。
この「ダラス・バイヤーズクラブ」は映画としてのクオリティも高く、とても心に残る作品でした。また、主人公を演じたマシュー・マコノヒーは21キロも減量してこの役を務めており、第86回アカデミー賞の主演男優賞を始めとして、数多くの賞を獲得しています。
映画を実際に見て、マシュー・マコノヒーが絶賛されていることに私も納得できました。本当に素晴らしい体当たりの演技だったと思います。
人生において、間違いなく一見の価値がある映画なので、まだの方は是非ご覧頂ければ幸いです。
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