旧東ドイツの秘密警察を描く!善き人のためのソナタ
タイトル | 善き人のためのソナタ |
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原題 | Das Leben Der Anderen |
製作年/製作国 | 2006年/ドイツ |
監督 | フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク |
出演 | ウルリッヒ・ミューエ、マルティナ・ゲデック、セバスチャン・コッホ、ウルリッヒ・トゥクール、ウルリッヒ・ミューエ、トマス・ティーマ |
収録時間 | 138分 |
映画賞 | 2006年アカデミー賞:外国語映画賞 2007年NY批評家協会賞:外国映画賞 2006年LA批評家協会賞:外国映画賞 |
レンタル | TSUTAYAディスカス、 DMM.com |
DVD、Blu-rayの購入 | Amazon.co.jp、 楽天ブックス |
おすすめ度 |
<映画のポイント>
ドイツがベルリンの壁によって完全に二分されていた時代を舞台に、旧東ドイツの秘密警察が行っていた監視活動を描くサスペンス映画。
国家のために芸術家の監視活動を行う男の、波乱に満ちたドラマが描かれています。数々の映画賞を獲得した名作の1つです。
<冒頭のあらすじ>
1984年の旧東ドイツ。国家は監視による統制システムをより一層強化すべく、強烈なまでの監視体制を強いていた。
国家に忠実な男・ヴィースラー大尉(ウルリッヒ・ミューエ)は、反体制的な噂を持つ劇作家ドライマン(セバスチャン・コッホ)の監視を命じられる。
さらに、ドライマンの恋人であり、舞台の主演女優でもあるクリスタ(マルティナ・ゲデック)についても、反体制派であることを証拠を得るよう命令された。
ヴィースラー大尉は早速ドライマンの留守中に盗聴器を仕掛け、監視体制を構築する。監視はヴィースラー大尉ともう1人部下により、交替制で行われた。
始めは2人の動きや会話の内容を忠実に報告するヴィースラー大尉だったが、2人の過酷な状況を知る度に、彼の信念が少しずつ揺らいでいく・・・。
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<「善き人のためのソナタ」を見た感想>
旧東ドイツの強烈な監視社会の実情を描いた、とても見応えのあるサスペンス映画でした。
タイトルでもある”善き人のためのソナタ”とは一体何を意味しているのか。そのオチも最後にしっかりと描かれていたことも良かったです。
そしてこの映画の肝となるのは、主人公である国家に忠実なエージェント、ヴィースラー大尉の心境の変化です。
実力のあるエージェントであり、本来ならば忠実に業務をこなして、なぜあのような行為に走ってしまったのか。そこには、人類に共通する”善意”のようなものが込められていたのだと思います。
2006年アカデミー賞の外国語映画賞を始めとし、いくつかの映画賞を受賞したドイツ映画の名作の1つです。
ドイツの歴史に興味がある方、またサスペンス映画がお好きな方へ、是非ご覧頂ければ幸いです。
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