実話を元にした驚愕のサスペンス映画「凶悪」
タイトル | 凶悪 |
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製作年/製作国 | 2013年/日本 |
監督 | 白石和彌 |
出演 | 山田孝之、ピエール瀧、リリー・フランキー、池脇千鶴、白川和子 |
収録時間 | 128分 |
指定 | R-15 |
レンタル | TSUTAYAディスカス、 DMM.com |
DVD、Blu-rayの購入 | Amazon.co.jp、 楽天ブックス |
おすすめ度 |
<映画のポイント>
死刑囚の告発をきっかけにして、更なる凶悪な未解決事件の真犯人が逮捕されるというノンフィクション・ベストセラー小説を映画化した作品。
真実を探る主人公は山田孝之。狂気に満ちた犯罪者をリリー・フランキーとピエール瀧が演じており、第37回アカデミー賞にて共に優秀助演男優賞を受賞しています。それぐらい、凶悪な犯人像が描かれている映画です。
<冒頭のあらすじ>
新潮社から発行されてる月刊誌の「新潮45」。ある日、この編集部に一通の手紙が届いた。それはなんと、獄中の死刑囚である須藤純次(ピエール瀧)という人物からだった。
新潮45の編集部に勤めている藤井修一(山田孝之)は、編集長から須藤への面会を依頼される。そして、元暴力団員である須藤に面会した藤井は、驚愕の事実を彼から聞かされた。
須藤は3件の殺人事件に関与しているが、その事件の陰には”先生”と呼ばれる首謀者が居たというのだ。
藤井は編集長からこの事件に関しての記事の掲載を却下されるが、水面下で1つずつ証言の裏付けを取って行く・・・。
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<「凶悪」を見た感想>
噂通りの、本当に凶悪過ぎる映画でした。フィクションという立ち位置ではありますが、実際に起こった凶悪な殺人事件「上申書殺人事件」を基にしており、まるで犯罪ドキュメントのような形で話が進んでいきます。
実際には新潮45が2005年11月号に掲載した記事がきっかけとなり、NHKニュース7でも取り上げられ、未解決事件が大々的に公になります。3件の殺人事件の主犯とされた不動産ブローカーは週刊文春で反論したそうなのですが、2007年1月にはこの人物を含む8人が逮捕され、不動産ブローカーは無期懲役が確定しました。
もし、新潮45が記事にしてなかったら、この事件は未だ解決に至っていなかったかもしれません。そう考えると、当時の担当された記者の方の功績は凄いものがあると思います。
そしてこの映画では、凶暴な元暴力団員と、狂気に満ちた不動産ブローカーの姿が非常に強力に描かれています。何をするか解からない元暴力団員をピエール瀧が、もう人間とは言えないような凶悪な不動産ブローカーをリリー・フランキーが演じているのですが、お二方とも本当に凄い演技をされていたと思います。
実話というのが信じられないくらい、本当に恐ろしかったですね。
R-15の指定がありますが、内容的にはR-18以上でもおかしくないぐらいの衝撃作です。残酷な映画が苦手な場合は、見ない方が良いかもしれません。
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