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家族の実情をリアルに描いた物語。山田洋次監督の「息子」

タイトル 息子
製作年/製作国 1991年/日本
監督 山田洋次
原作 椎名誠
出演 三國連太郎、永瀬正敏、和久井映見、田中隆三、原田美枝子、浅田美代子、山口良一、ケーシー高峰、浜村純、田中隆三、いかりや長介、佐藤B作、田中邦衛
収録時間 121分
レンタル TSUTAYAディスカスDMM.com
DVD、Blu-rayの購入 Amazon.co.jp楽天ブックス
おすすめ度 星4つ

映画のポイント

「男はつらいよ」で有名な山田洋次監督が、椎名誠の小説「倉庫作業員」を原作として、家族のよくある風景をリアルに描いた物語。母親が亡くなったことをきっかけに、3人の独立した子供達と田舎で1人暮らしをする父親の現実や想いが綴られています。

冒頭のあらすじ

東京で居酒屋のアルバイトをして生計を立てている浅野哲夫(永瀬正敏)の所に、突然1本の電話がかかってきた。相手は岩手の田舎町に住む父親の昭男(三國連太郎)。電話の内容は「母親の一周忌だから、帰って来い。」というものだった。

哲夫は無理して帰省したところ、丁度一周忌が行われていた。アロハシャツというかなり浮いた服装だが、哲夫はそのまま座布団に座った。

その夜は長男の忠司(田中隆三)と妻の玲子(原田美枝子)、長女のとし子(浅田美代子)らも集い、久しぶりに賑やかな夜を過ごしていた。そんな中、長男の忠司は父である昭男の今後を心配していたのだが・・・。

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「息子」を見た感想

多くの家庭が抱える家族問題を、とてもリアルに、そしてちょっとだけドラマチックに描いた心温まる映画でした。

岩手の田舎町で1人で過ごす父親、そしてその父親のことを想い、どうにかしようとする子供達の姿がとても切実に描かれていて、見ているこちらも色々と考えさせられたり、思い出させるような作品でしたね。

そしてこの作品のもう1つの見どころは、永瀬正敏さん演じる末っ子の哲夫の”恋”です。東京で紹介してもらった仕事を辞めてしまい、職を転々として家族に心配をかけていた哲夫が、まさかの恋に落ちます。

その一部始終の映像は、まるで純粋に恋愛映画を見ているようでした。

最近は山田洋次監督の映画を色々と見ていますが、本当にハズレがありません。どの映画も、不思議と感動させてくれます。有名な俳優さんが多く出演されているところも、見どころの1つです。

今後はまだ見たことがない「男やつらいよ」も、見てみたいと思いました。


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