自閉症の兄と自由奔放な弟の物語「レインマン」
タイトル | レインマン |
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原題 | RAIN MAN |
製作年/製作国 | 1988年/アメリカ |
監督 | バリー・レヴィンソン |
原作 | バリー・モロー |
出演 | ダスティン・ホフマン、トム・クルーズ、ヴァレリア・ゴリノ、ジェリー・モレン、ボニー・ハント、キム・ロビラード、ジャック・マードック |
収録時間 | 135分 |
映画賞 |
<1988年アカデミー賞> |
レンタル | TSUTAYAディスカス、 DMM.com |
DVD、Blu-rayの購入 | Amazon.co.jp、 楽天ブックス |
おすすめ度 |
<映画のポイント>
自閉症ながら特異な能力を持つ兄と、自由奔放に生きてきた弟の兄弟愛を描いた名作。
ダスティン・ホフマンが兄役を、トム・クルーズが弟役を熱演しており、1988年のアカデミー賞では作品賞や監督賞、主演男優賞(ダスティン・ホフマン)、脚本賞の主要4部門を受賞しています。
<冒頭のあらすじ>
強引な取引で崖っぷちの状況に追い込まれていた26歳の中古車ディーラー、チャーリー・バビット(トム・クルーズ)。
彼は残りの仕事を部下に任せて、恋人のスザンナ(ヴァレリア・ゴリノ)と一緒に週末の旅行へと出かけた。
しかし、旅に出かけたのもつかの間、絶縁状態だった父の訃報の連絡が入る。チャーリーとスザンナは予定を急遽変更し、葬儀に出席するためにシンシナティへと向かった。
葬儀後にチャーリーは父が残した遺言書を目にする。そこには自分の残されたものが薔薇の木と車1台だけであり、300万ドルもの財産は匿名の関係者に委ねることが記されていた。
実の息子への財産分与がほとんど無いことに驚いたチャーリーは、その匿名の人物を慌てて探した。
そして、遺産相続においては父の管財人であるウォルター医師(ジェリー・モレン)が関わっていることを突き止め、彼のもとを訪れた。
しかし、ウォルター医師は財産の受取人の正体を明かそうとしない。諦めて帰ろうとするチャーリーだったが、そこで出会ったのが自閉症を患っている男、レイモンド(ダスティン・ホフマン)だった・・・。
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<「レインマン」を見た感想>
自由奔放に生きてきた26歳の青年が初めて知った、26歳の兄の存在。財産分与の問題を抱えながらも、少しずつ自閉症の兄との交流を深めていく姿は、とても感動的なものがありました。
一気に泣けるような感動ではなく、終盤にかけてジワジワと心に響いてくるような感じです。一緒に旅をしながら、少しずつ2人が心を通い合わせていく姿が、とても良かったです。
ただ、自由奔放で無鉄砲なチャーリーと行動を共にする場面が多かっただけに、終始レイモンドのことが心配になってしまいましたね。
思わず「ああ、それはダメだよ〜!!」と言いたくなる場面が多々ありました。
映画の鑑賞だけでここまで心配な気持ちを高めさせてくれたのは、ダスティン・ホフマンの演技があってこそです。この年のアカデミー主演男優賞を獲得しておりますが、文句なしの受賞ですね。
1979年のクレイマー、クレイマーでは悪戦苦闘するパパ役で主演男優賞を受賞しているので、このレインマンで2度目の受賞となります。
同世代の名優にはアル・パチーノやロバート・デ・ニーロがいますが、このダスティン・ホフマンも全く負けていないと思いました。
いつの時代に見ても感動を与えてくれる名作なので、まだの方に是非ご覧頂ければ幸いです。
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