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元軍人の静かな復讐劇「ローリング・サンダー」

タイトル ローリング・サンダー
原題 ROLLING THUNDER
製作年/製作国 1977年/アメリカ
監督 ジョン・フリン
脚本 ポール・シュレイダー、ヘイウッド・グールド
出演 ウィリアム・ディヴェイン、トミー・リー・ジョーンズ、ジェームズ・ベスト、ダブニー・コールマン、リサ・リチャーズ、ジェームズ・ヴィクター、リンダ・ヘインズ
収録時間 100分
レンタル TSUTAYAディスカスDMM.com
DVD、Blu-rayの購入 Amazon.co.jp楽天ブックス
おすすめ度 星4つ

映画のポイント

ベトナム戦争で過酷な捕虜生活を強いられながらも、無事に帰国した元空軍少佐のチャールズ。戦争の後遺症に陥った彼にまさかの事件が勃発し、やがては静かに復讐を遂行する姿を描いた映画です。

1977年のアメリカ映画で、缶コーヒーのBOSSのCMでお馴染みのトミー・リー・ジョーンズも重要な役で出演しています。

冒頭のあらすじ

1973年のアメリカ。テキサス州のサントアントニオの町では、ベトナム戦争の帰還兵を迎えるために、空港にたくさんの人が押し寄せていた。

帰国したのは空軍少佐のチャールズ(W・ディベイン)と、その部下のジョニー(トミー・リー・ジョーンズ)。チャールズは国の英雄として、町の人々に盛大に迎え入れられた。

しかしその日の夜、チャールズは妻のジャネットから思いもよらぬ告白を受ける。それは、チャールズがもう戻らないと思ったジャネットが、優しく接してくれる保安官のクリフを愛してしまったというものだった。

特に怒ることもなく黙って耳を傾けていたチャールズだったが、愛する息子のマークだけは失いたくないと考えていた。

そんな中、戦争の後遺症に苦しみながらも静かに過ごすチャールズのもとで、思いもよらぬ事件が勃発する・・・。

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「ローリング・サンダー」を見た感想

戦争の後遺症に陥った元軍人の所でまさかの事件が勃発し、彼が静かに復讐に向けて動き出すというシンプルなストーリーでしたが、とても心に響くものがありましたね。

長きに渡って捕虜生活を強いられ、心が死んでしまった主人公のチャールズ。彼の苦悩する姿を通して、戦争の惨忍さや残酷さについても考えさせられました。

ベトナム戦争の帰還兵という物語という部分では、1976年のタクシードライバーや1978年のディア・ハンターと一緒です。細かい設定や後半のストーリー展開は違っているものの、やはり同種の雰囲気を放っていました。

そしてこの「ローリング・サンダー」の恐ろしいところは、温厚そうに見えた主人公のチャールズが中盤で静かに怒りを爆発させ、復讐に転じることです。

まるで死に場所を求めるようにして復讐に挑むその姿は、鬼気迫るものがありましたね。戦争映画に興味がある方は、一度は見ておく価値がある作品だと思います。


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