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第1回アカデミー賞にて5部門獲得!「幸福の黄色いハンカチ」

タイトル 幸福の黄色いハンカチ
製作年/製作国 1977年/日本
監督 山田洋次
原作 ピート・ハミル
出演 高倉健、倍賞千恵子、武田鉄矢、桃井かおり、たこ八郎、渥美清
収録時間 108分
映画賞 <第1回日本アカデミー賞>

作品賞、監督賞(山田洋次)、主演男優賞(高倉健)、助演男優賞(武田鉄矢)、助演女優賞(桃井かおり)

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おすすめ度 星5つ

映画のポイント

6年間の刑期を終えて出所したばかりの男と、何気ないきっかけで出会った2人の若者。3人が少しずつ心を通わせ、男の妻の元へと向かう姿を描いた、感動のロードムービーです。

1978年に行われた第1回日本アカデミー賞では、作品賞や監督賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞の5部門で最優秀賞を獲得しています。高倉健主演、山田洋次監督の傑作中の傑作です。

冒頭のあらすじ

自分の愛車に可愛い女の子を乗せて、北海道の大地をドライブするのが夢だった欽也(武田鉄矢)。彼は頑張って働いて貯めたお金で新車を購入し、自らの夢を実現しようとしていた。

しかし、欽也は振られたばかりで、彼女がいない。1人で北海道の大地をドライブしていたところ、網走の駅前で朱実(桃井かおり)という若い女性と出会った。

朱実は列車食道の売り子をしている女の子だったが、仕事が嫌になり、やけくそになって北海道へ1人旅に来ていたところだった。

欽也の強引な誘いにより2人は一緒にドライブすることになったものの、欽也の発情は止まらない。事あるごとに朱実にキスを迫っていた。

やがて海岸に辿り付いた2人は、近くに座って海を眺めていた男、島勇作(高倉健)に写真を撮ってもらうようにお願いする。勇作は快くこれを引き受けた。

そして事の成り行きによって勇作も欽也の車に同乗することになり、3人の旅が始まった・・・。

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「幸福の黄色いハンカチ」を見た感想

最初は武田鉄也演じる若者、欽也のチャラ男っぷりが物凄く、一体どうなることかと思っていました。

しかし、後半に入って島勇作の素性が明らかになる場面からは、物語が一気に締まってきます。彼がどのように生きてきたのか、なぜ刑務所に入ってしまったのか、そして今、何を想っているのか。

それらが明らかになると同時にストーリーは一気に終盤へと突入していくわけですが、ラストシーンはもう涙無しには見られなかったですね。本当に大きな感動を与えてくれました。

健さんはやはり、不器用な男の役が似合います。画面から伝わってくる存在感も半端ないです。また、奥さん役を演じた倍賞千恵子さんも、とてもお綺麗でしたね。

そしてこんな主人公のキャラクターを引き立たせてくれたのが、武田鉄也さんと桃井かおりさんです。欽也のチャラ男ぶりにも驚かされましたが、桃井かおりさん演じる朱実のキャラクターもなかなかのものでした。

第1回日本アカデミー賞で主要5部門を受賞した作品ですが、その結果にもおおいに納得できる作品ですね。

本当に素晴らしい日本映画なので、まだご覧になっていない方へ是非お薦めしたいです。


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