大企業で戦う男の姿を描いた骨太社会派ドラマ「沈まぬ太陽」
タイトル | 沈まぬ太陽 |
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製作年/製作国 | 2009年/アメリカ |
監督 | 若松節朗 |
原作 | 山崎豊子 |
出演 | 渡辺謙、三浦友和、松雪泰子、鈴木京香、石坂浩二、香川照之、木村多江、清水美沙、鶴田真由、柏原崇、戸田恵梨香、松下奈緒、小日向文世、草笛光子、大杉漣、西村雅彦、風間トオル |
収録時間 | 202分 |
レンタル | TSUTAYAディスカス、 DMM.com |
DVD、Blu-rayの購入 | Amazon.co.jp、 楽天ブックス |
おすすめ度 |
<映画のポイント>
一人の無骨で正直なビジネスマンを軸に、巨大企業の実情や、そこで働く様々な人物の思惑や行く末を描いた骨太の社会派ドラマ。「白い巨塔」などで知られるベストセラー作家の山崎豊子の同名小説を映画化したもので、渡辺謙や三浦友和をはじめとした豪華キャストが共演しています。
<冒頭のあらすじ>
時は昭和30年代。日本を代表する企業である国民航空に勤める恩地元(渡辺謙)は、労働組合の委員長として、悪化している職場環境の改善に挑んでいた。
会社の上層部と戦うことも多く、恩地は決して自分を曲げなかった。しかし、その頑張りが仇となって、恩地は不条理な海外赴任を命じられてしまう。赴任先はパキスタンのカラチで、2年間の勤務だった。
そんな中、かつては恩地と一緒に労働組合として戦い、副委員長を務めていた行天四郎(三浦友和)は、労働組合を抜けてエリートコースを歩もうとしていた。
行天の愛人であり、客室乗務員の三井美樹(松雪泰子)は、そんな対照的な2人を見続けながらも、行天のためならと彼に尽力する。
そして2年間の月日が流れ、恩地は日本に戻れることを楽しみにしていたが、状況が一変。恩地は更なる海外赴任を命じられてしまう・・・。
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<「沈まぬ太陽」を見た感想>
映画を見るまでは「国際線の飛行機の墜落事故を描いた作品」だと思っていたのですが、実際は違っていました。
墜落事故も大切な要素として綴られていますが、この映画では、腐敗した大企業の実情や、本来あるべき姿、そしてそこで悪戦苦闘しながらも人々のために戦い続けるビジネスマンの姿が大きなポイントだったのではないかと思います。
どんなに真っ直ぐで優れた男であっても、利権が絡む大企業にとっては足かせになることがある。そして邪魔な存在と思われたら最後、大企業の窓際へと追いやられてしまう・・。
そんな大企業の実情が、リアルに伝わってくる作品でした。
また、この映画のスゴイところは、ほとんどの出演者が有名な俳優さんであることです。ちょっとした役の人でさえ、実績のある俳優さんが演じています。
ストーリー的にはちょっと古い感じもしますが、大企業に勤めている方でしたら、共感できるのかもしれません。
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