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山田洋次監督が描く昭和初期の人間ドラマ「小さいおうち」

タイトル 小さいおうち
製作年/製作国 2013年/日本
監督 山田洋次
原作 中島京子
出演 松たか子、黒木華、片岡孝太郎、吉岡秀隆、妻夫木聡、倍賞千恵子
収録時間 136分
映画賞 <第38回日本アカデミー賞>
最優秀助演女優賞:黒木華
<2014年 ベルリン国際映画祭>
銀熊賞(女優賞):黒木華
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おすすめ度 星4つ

映画のポイント

「男はつらいよ」シリーズや「幸福の黄色いハンカチ」など、数々の名作を残してきた巨匠・山田洋次監督の作品です。

直木賞を受賞した中島京子のベストセラー小説を映画化しており、昭和初期のある裕福な家で起きた恋愛事情を描いています。

冒頭のあらすじ

一人で慎ましく暮らしていた老境の布宮タキ(倍賞千恵子)。彼女は親類の健史(妻夫木聡)の進めを受けて、大学ノートに昭和初期の頃の回顧録を記していた。

時は昭和5年。山形から上京してきたタキ(黒木華)は、平井雅樹(片岡孝太郎)と妻の時子(松たか子)、そして一人息子が暮らす平井家で、女中として働き始めることになった。

平井家は東京の郊外にある、モダンな赤い色の屋根をした小さいおうち。雅樹は玩具会社の役員を務めており、一家は幸せな毎日を送っていた。

そんな場所で働いているタキは自らの仕事に誇りを持ち、誠心誠意、平井家に尽くしていた。

ある日、そんな平井家に一人の青年、板倉(吉岡秀隆)が訪れた。彼は雅樹が勤めている玩具会社の若手デザイナー。この時代に似つかわしくない雰囲気を持った板倉に対して、時子は気持ちは少しずつ揺らぎ始めていた・・。

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「小さいおうち」を見た感想

これまで数々の名作を残してきた山田洋次監督の2013年の作品ですが、本当に深みのある人間ドラマだと思いました。

話の内容を考えると何となく「どろどろした話なのかな?」という先入観を持ってしまいますが、全くそんなことはありませんでした。

女中として仕えていた純粋なタキの目を通して、奥様である時子の変化や心境がとても綺麗に描かれていたと思います。

そしてこの映画を語る時に欠かせないのが、タキ役を演じていた黒木華さんの素晴らしさです。

黒木華さんはこの映画で第38回日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞を獲得しただけでなく、2014年ベルリン国際映画祭で銀熊賞(女優賞)も獲得しています。

一家に誠心誠意尽くす女中の姿が、実に慎ましく、そして可愛らしかったですね。1990年生まれの若い女優さんだけに、今後のご活躍がとても楽しみですね。


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