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アメリカ沿岸警備隊の実話を描いた映画「ザ・ブリザード」

タイトル ザ・ブリザード
原題 The Finest Hours
製作年/製作国 2016年/アメリカ
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ、ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督 クレイグ・ギレスピー
原作 ケイシー・シャーマン、マイケル・J・トーギアス
出演 クリス・パイン、ケイシー・アフレック、ベン・フォスター、ホリデイ・グレインジャー、ジョン・マガロ、ジョン・オーティス、エリック・バナ
収録時間 118分
レンタル TSUTAYAディスカスDMM.com
DVD、Blu-rayの購入 Amazon.co.jp楽天ブックス
おすすめ度 星4つ

映画のポイント

アメリカ史上最も偉大な救出活動と言われている「SSペンドルトン号の救出劇」の実話を描いた映画。

史上最大級のブリザード(猛吹雪)によって遭難した巨大タンカーの乗組員達を救出するため、嵐の中助けに向かうアメリカ沿岸警備隊の姿が描かれています。

遭難したタンカーの乗組員、そして救助に向かう警備隊が、共に命がけのサバイバルに挑みます。

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冒頭のあらすじ

アメリカ沿岸警備隊のチャタム支局に勤務していた、バーニー・ウェバー(クリス・パイン)。彼はかねてから想いを寄せていたミリアム(ホリデイ・グレインジャー)とデートを重ね、結婚を間近に控えていた。

そんな中、1952年2月18日の未明に大西洋沖を航海中の巨大タンカー「ペンドルトン号」が遭難。超大型のブリザードの影響で雨風が激しくなり、海上は大波で荒れ狂っていた。

ペンドルトン号は強烈な雨風によって船体に亀裂が入り、真っ二つに裂けてしまう。

この船に一番詳しい一等機関士のレイモンド・シーバート(ケイシー・アフレック)は、懸命に生き残る術を模索する。その結果、浅瀬の岩にあえて船を座礁させ、転覆を免れる策を見出した。

一方、ペンドルトン号の遭難情報は、チャタム支局にも入ってきた。司令官のクラフ(エリック・バナ)は、小型の救命艇で救出に向かうようバーニーに指令を出すのだが・・・。


「ザ・ブリザード」を見た感想

タイトルのブリザードは猛吹雪や暴風雪を意味しており、ものすごく過酷な救出劇が描かれていると思っていたのですが、実際は救出に出るまでのドラマ的な部分もしっかり描かれていました。

主人公のバーニーらが救出に向かうのは、映画の後半です。前半はバーニーとミリアムとの恋愛模様だったり、座礁したタンカーの乗組員達が生き残る術を模索する姿が綴られています。

そしてバーニーらが小型救命艇に乗って助けに向かう場面は、「これは絶対に不可能でしょ・・」と思ってしまう場面の連続でした。

このような過酷過ぎる状況を乗り越えられたからこそ、60年以上経った今でも「アメリカ史上最も偉大な救出劇」と言われているのですね。

主演はスター・トレックシリーズのクリス・パインで、監督は「ラースと、その彼女」のクレイグ・ギレスピーが務めています。

ドキュメンタリーとドラマをうまく組み合わせたような、なかなか見事な演出だったと思います。

ちなみに原作の「The Finest Hours」を直訳すると「最良・最高の時間」になると思うのですが、実際は「(救出するための)残りわずかな時間」を意味しているそうです。

すごい実話をもとにした映画だけに、1度は見ておく価値がある映画です。


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