元CIA職員の実話を映画化!「スノーデン」
タイトル | スノーデン |
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原題 | Snowden |
製作年/製作国 | 2016年/アメリカ・ドイツ・フランス合作 |
配給 | ショウゲート |
映倫区分 | PG12 |
監督 | オリバー・ストーン |
キャスト (出演者) |
ジョセフ・ゴードン=レビット、シャイリーン・ウッドリー、メリッサ・レオ、ザッカリー・クイント、トム・ウィルキンソン、スコット・イーストウッド、リス・エバンス、ニコラス・ケイジ |
収録時間 | 135分 |
レンタル | TSUTAYAディスカス、 DMM.com |
DVD、Blu-rayの購入 | Amazon.co.jp、 楽天ブックス |
おすすめ度 |
<映画のポイント>
アメリカのCIAやNSAが行っていたとされる過剰な個人情報の監視を、エドワード・スノーデン氏が暴露。
この実話をジョセフ・ゴードン=レビットを主演に抜擢し、ハリウッドの社会派監督として知られるオリバー・ストーンが映画化した作品です。
アメリカの諜報機関が水面下で何を行っていたのか・・。その衝撃的な事実が、とてもリアルに描かれています。
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映画「スノーデン」の冒頭のあらすじ
2013年の香港。イギリスの大手新聞社ガーディアンの記者グレン・グリーンウォルド(ザカリー・クイント)と、ドキュメンタリー作家のローラ・ポイトラス(メリッサ・レオ)は、1人の青年が現れるのを待っていた。
青年の名は、エドワード・スノーデン(ジョセフ・ゴードン=レビット)。NSA(アメリカ国家安全保障局)の職員であり、CIAでの勤務経験もあるエリートだ。
スノーデンの目的は、アメリカ政府が極秘に開発した世界規模の監視プログラムの存在を明らかにし、国際的かつ人道的な是非を求めること。高級ホテルの一室へと移動した彼らは、スノーデンの話に耳を傾ける。
2004年5月、スノーデンはアメリカの軍隊に志願入隊する。そして情報工学のスキルを高く評価され、技術担当兵として抜擢。イラク戦争では特殊部隊の新兵として配属された。
しかし、スノーデンは訓練中の事故によって両脚を骨折してしまう。やがて治療を終えた彼は、NSA(アメリカ国家安全保障局)からスカウトされ、職員として任務にあたる。
その後はCIA職員としても雇用され、コンピュータセキュリティ関連の業務に参加していくのだが・・・。
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アメリカの個人情報監視はどこまで許されるのか。
国際的なニュースとなった大事件を描いた映画だけに、大きな興味を持って見始めました。
映画はスノーデン氏とガーディアン紙の記者らが接触する所から始まり、そこから過去に遡ってスノーデン氏の歩みが描かれる流れになっています。
彼がどのような過程を経てCIAやNSAの業務にあたり、実際にどんな仕事をしていたのか。またスノーデン氏の恋人の存在など、プライベートな部分もしっかり描かれていて、終始映像にくぎ付けでしたね。
特に驚かされたのが「情報収集をどこまで可能にしているのか」という部分です。
インターネット上に無いその他の情報(電話やメールのやり取り、SNSのコメントや非公開情報など)も簡単に検索できてしまうこと、さらにパソコンが起動していない状態でWebカメラを遠隔起動させてしまうなど、驚きの技術も明らかにされています。
もともとインターネット技術はアメリカ軍が開発したものですが、NSAの技術力は本当に計り知れないものがあると思いました。その気になれば、世界中のあらゆる情報を収集できてしまう時代なのですね。
またもう1つ印象的だったのが、このような綿密な情報収集によって、戦争やテロを未然に防ごうとしている”努力”についてです。2001年の同時多発テロ以降、アメリカはテロ対策に力を入れるようになりました。
その結果として情報収集の技術が著しく進化したことは事実ですが、もろ刃の剣にもなり兼ねない・・・。非常に大きな問題を提起しています。
情報技術が進化した現代ならではの実話映画ですので、ぜひご覧になることをお薦めします。
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