全編1カットのクライム・サスペンス映画「ヴィクトリア」
タイトル | ヴィクトリア |
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原題 | Victoria |
製作年/製作国 | 2015年/ドイツ |
配給 | ブロードメディア・スタジオ |
監督 | ゼバスチャン・シッパー |
指定 | PG12 |
出演 | ライア・コスタ、フレデリック・ラウ、フランツ・ロゴウスキ、ブラック・イーイット、マックス・マウフ |
映画賞 | ベルリン国際映画祭 第65回(2015年)銀熊賞(芸術貢献賞) |
収録時間 | 139分 |
レンタル | TSUTAYAディスカス、 DMM.com |
DVD、Blu-rayの購入 | Amazon.co.jp、 楽天ブックス |
おすすめ度 |
<映画のポイント>
ドイツのベルリンを舞台に、深夜から早朝にかけて若者達がある犯罪を犯してしまう姿を描いた、ドキュメンタリー風のクライム・サスペンス映画。
139分を1カットで撮影しており、ほとんど全てのシーンが主人公である若き女性”ヴィクトリア”の視点で描かれています。
描写やストーリーは賛否が分かれると思いますが、レアな撮影手法で独特の雰囲気を持つ作品です。
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2015年製作のドイツ映画「ヴィクトリア」の冒頭のあらすじ
生まれ育ったスペインのマドリードを飛び出し、3ヶ月前にベルリンにやってきたヴィクトリア(ライア・コスタ)は、カフェで店員として働いている。
ある日の深夜、クラブで踊り疲れたヴィクトリアは帰宅しようとしたが、路上で4人組の若者に声をかけられてしまう。
見た目は柄の悪そうなチンピラ風だったが、悪い人ではなさそう。そう思ったヴィクトリアは彼らと会話を交わし、ビルの屋上に上って一緒にお酒を楽しんだ。
夜明けが近くなり、早朝から仕事のヴィクトリアは、勤務先であるカフェで少し休むと言い出す。そしてリーダー格のゾンネ(フレデリック・ラウ)は、彼女をカフェへと送り届けた。
そしてヴィクトリアは4人と別れ、カフェの開店時刻までしばらく休もうとしていた。しかし、どういうわけか先ほどの4人組がカフェに押しかけてきて・・・。
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映画「ヴィクトリア」を見た感想
映画というよりは、柄の悪い若者達のドキュメンタリー映像を見ているかのようでした。
音声も普通の映画のようにはっきり聞こえる感じではなく、その場で聞いているような印象です。アドリブの台詞も入っているとのことで、雑談のような言い回しも多かったですね。
ストーリーは絶望的というか、自業自得というか、ちょっと突っ込みどころがある感じです。
映画を見る前はヴィクトリアが事件に巻き込まれていく展開を予想していたのですが、実際はそうではありませんでした。
ヴィクトリアが自分から悪い若者達に加わってしまった感じで、全く感情移入できません。それはダメでしょ!と何度も思いました。
たった1人で初めて出会った柄の悪い男達についていくのは、ありえないと思います。ドキュメンタリータッチだけに、矛盾も感じてしまいましたね。
正直なところ、人にはおすすめしたくない種類の作品でした。
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