実話をもとにしたスパイ・サスペンス映画「ブラックブック」
タイトル | ブラックブック |
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原題 | Zwartboek/Black Book |
製作年/製作国 | 2006年/オランダ |
配給 | ハピネット |
監督 | ポール・ヴァーホーヴェン |
指定 | PG-12 |
出演 | カリス・ファン・ハウテン、トム・ホフマン、セバスチャン・コッホ、デレク・デ・リント、ワルデマー・コブス、ミヒウ・ハウスマン、ピーター・ブロック、ハリナ・ライン |
収録時間 | 145分 |
レンタル | TSUTAYAディスカス、 DMM.com |
DVD、Blu-rayの購入 | Amazon.co.jp、 楽天ブックス |
おすすめ度 |
<映画のポイント>
1944年のナチス・ドイツ占領下だったオランダを舞台に、美しきユダヤ人の女性が、自らスパイとしてドイツ軍に潜入し、仲間と共に戦う姿を描いたスパイ・サスペンス映画。
監督は「ロボコップ」や「氷の微笑」などの代表作で知られるポール・バーホーベン。実話をもとにして作られた映画であり、時代に翻弄された1人の女性の生き様が痛切に描かれています。
怒り、復讐、愛、絶望、裏切りなど、色んな要素が詰まった見事なサスペンス映画です。
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映画「ブラックブック」の冒頭のあらすじ
ナチス・ドイツの占領下だった1944年9月のオランダ。ユダヤ人の若く美しい女性ラヘル(カリス・ファン・ハウテン)は、ドイツ軍によるユダヤ人狩りから逃れるため、オランダ人一家のもとに身を隠していた。
しかし、ラヘルが外に出ている間に、爆撃機によって住みかだった家が破壊されてしまう。住む場所を無くしたラヘルは、湖の畔で出会ったオランダ人の青年、ロブの所に滞在させてもらうことになった。
その日の夜、ラヘルとロブのもとにファン・ハインという男が現れた。彼は、ドイツ軍がラヘルを追っていること、そして彼女をかくまっているロブも逮捕されることを、事前に知らせに来たのだ。
そしてハインは、2人を解放されたオランダ南部の土地へ逃れられるように、船を手配すると約束した。
後日、ラヘルは離れ離れになっていた両親や弟と、船着場で再会する。そこには、その他複数のユダヤ人も同行していた。
一同は船に乗って解放された土地へ向かうが、途中でドイツ軍の船と遭遇。激しい銃弾を受けてしまう。
辛うじて唯一生き残ったラヘルは、レジスタンスの農民に助けられ・・。
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オランダ映画祭で3部門受賞した名作。ブラックブックの感想
実話をもとにして作られた映画というのが信じられないぐらい、とても濃いストーリー展開でした。
評価の高い作品であることは予め知っていましたが、思っていた以上に見応えがありましたね。
目の前で両親や弟を銃殺された女性が、レジスタンスに加わり、やがて共に戦い始めます。そして窮地を打開するために、自らドイツ軍の上官の愛人となり、戦略を展開していくのですが・・・。
そこには怒りや葛藤、愛、裏切りなど、色んな思いが篭っていて、その展開は見ていて圧倒されましたね。
さらに、この映画は”サスペンス”であり、最後の最後まで犯人が解からないようになっています。本当に予想外の人物が犯人でしたし、思わず巻き戻して台詞をチェックしてしまいました。
ちなみに公開された翌年のオランダ映画祭では、作品賞、監督賞、主演女優賞の3部門を受賞しています。
サスペンス映画が好みの方はもちろんのこと、実話を元にした戦争映画に興味がある方にも、おすすめの映画だと思います。
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