人種差別問題の実話を描く!ミシシッピー・バーニング
タイトル | ミシシッピー・バーニング |
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原題 | Mississippi Burning |
製作年/製作国 | 1988年/アメリカ |
監督 | アラン・パーカー |
出演 | ジーン・ハックマン、ウィレム・デフォー、ゲイラード・サーティン、ブラッド・ドゥリフ、スティーヴン・トボロウスキー、マイケル・ルーカー、フランシス・マクドーマンド、ブルイット・テイラー・ビンス、リー・アーメイ |
収録時間 | 126分 |
レンタル | TSUTAYAディスカス、 DMM.com |
DVD、Blu-rayの購入 | Amazon.co.jp、 楽天ブックス |
おすすめ度 |
<映画のポイント>
人種差別問題が色濃く残っていた1964年のアメリカ南部・ミシシッピー州にて、実際に起こった事件をもとにして作られた映画。
3人の公民権運動家の失踪事件の捜査をするFBI捜査官に対しても、人種差別という大きな壁が立ちはだかります。
また、今作品では名優ジーン・ハックマンが、熱意のあるFBI捜査官を好演しています。
<冒頭のあらすじ>
1964年6月のミシシッピー州の田舎町・ジュサップ。全米ではフリーダム・サマーが吹き荒れていた最中、3人の公民権運動家が失踪する事件が勃発する。
この事件を問題視したFBIは、2人の腕利きの捜査官アラン・ウォード(ウィレム・デフォー)と、ルパート・アンダーソン(ジーン・ハックマン)をジュサップの町に派遣した。
アランはハーバード大学出身のエリート捜査官であるのに対して、ルパートは元保安官の叩き上げの捜査官。対照的な2人は、共に対立しながらも捜査を開始する。
しかし、町の人々はFBI捜査官に対して非協力的で、黒人を差別する風潮が漂っていた。さらに、この町の保安官達でさえもFBIを敵視しており、町全体が少し異様な雰囲気に包まれていた。
アランは町の黒人の若者に対して聞き込みを行うが、少しでもFBIに情報を与えようものなら、集団リンチに遭ったり、家を焼かれたりしてしまう。
やがて、アランとルパートが宿泊しているホテルにも銃弾が打ち込まれた。捜査が明らかに難航することを悟ったアランは、FBIに応援を要請する・・・。
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<「ミシシッピー・バーニング」を見た感想>
町ぐるみで人種差別が行われているところに対して、2人のFBI捜査官がどのように切れ込んでいくのか。現実的にも、そして映画的にもとても難しい状況を描いた作品だけあって、とても見応えがありました。
黒人の若者にFBI捜査官が何か聞こうものなら、今度は聞かれた若者が大変な目に遭わされます。そのような八方塞の状況にも屈することなく戦い続けたFBI捜査官は、見ていてちょっと胸が熱くなりましたね。
そして、今作で2人のFBI捜査官を演じたのが、名優ジーン・ハックマンと、プラトーンなどで有名なウィレム・デフォーです。ジーン・ハックマンは熱い魂を持った叩き上げの捜査官を熱演しており、とても良かったです。
人種差別という重いテーマの映画ではありますが、サスペンス映画としては一級品だと思います。
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