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キャシーベイツの演技が凄い!「ミザリー」

タイトル ミザリー
原題 MISERY
製作年/製作国 1990年/アメリカ
監督 ロブ・ライナー
原作 スティーヴン・キング
出演 ジェームズ・カーン、キャシー・ベイツ、ローレン・バコール、リチャード・ファーンズワース、フランシス・スターンハーゲン
収録時間 108分
映画賞

1990年 アカデミー賞 主演女優賞:キャシー・ベイツ
1990年 ゴールデン・グローブ 女優賞(ドラマ):キャシー・ベイツ

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おすすめ度 星5つ

映画のポイント

人気ベストセラー作家が雪山で事故を起こし、救出したファンに監禁されるというスティーブン・キング原作のサスペンス映画。

女優のキャシー・ベイツがクレイジー過ぎるファンを見事に演じており、1990年のアカデミー賞にて主演女優賞を獲得しています。人物の描写だけで私達を恐がらせてくれる、サスペンス映画の秀作です。

冒頭のあらすじ

超ベストセラーのシリーズ小説「ミザリー」。この作品を作り上げたポール・シェルダン(ジェームズ・カーン)は、多くのファンを持つ人気作家だった。

ポールは長い間書き続けてきたミザリーシリーズに終止符を打つべく、主人公のミザリーを死なすというストーリーを思い付く。そして、その最終回とも言える小説を書き上げるために、コロラド州の山奥にあるロッジの篭り出した。

やがて小説を書き上げたポールはロッジを後にし、ニューヨークにいるエージェントの所へ向かって車を走らせた。

しかし、この日のコロラドの山奥は猛吹雪。ポールは運転中にハンドルを取られ、雪道から転落してしまう。車は逆さまになり、ポールは瀕死の重傷を負っていた。

そんな彼を助け出したのが、アニー・ウィルクス(キャシー・ベイツ)という看護師の中年女性だった。アニーはポールの熱烈なファンであり、ポールを自宅に運んで看病を開始する。

とても親切に世話をしてくれるアニーだったが、そんなアニーに対してポールは少しずつ恐怖心を抱いてしまう・・・。

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「ミザリー」を見た感想

重症を追って体を動かせないことを良いことに、熱狂的なファンが人気作家を監禁してしまうというシンプルなストーリーなのですが、物凄く恐かったですね。

何が恐いのかと言えば、キャシー・ベイツが演じたアニーの人格です。

始めは笑顔で看護してくれていたのに、何気ない会話の一言によって激情、発奮し、怒りの形相になります。

途中からはどの言葉・場面でアニーが発狂するのか予想できなくなると共に、恐いもの見たさのような感情が生まれてきます。そしてアニーとポールのやり取りから目が離せなくなってしまいました。

ホラーやSF映画と違って実際に十分あり得る話だけに、恐さも倍増です。

キャシー・ベイツはこの映画でアカデミー主演女優賞を獲得されていますが、それにも納得の演技でした。突然発狂するあのすごい演技は、この人にしか出来ないんじゃないかと思いましたね。

また、不慮の事故がきっかけで監禁されてしまうポールについては、本当にかわいそうでなりませんでした。アニーの一言によって恐怖におののく表情も、かなり印象に残りました。

なかなか無い種類のサスペンス映画の秀作なので、是非ご覧頂ければ幸いです。


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